ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

失ったものの大きさは、取り返しがつかない。

2011-08-20 | 記事

 

今、電話が大変、たてこんでいます。 で始まる人間凍結の結果に見えるもは、ビジネス破壊である。

機械的になった日本人の応対、失われた人間情緒の絆のぬくもり、腹ただしいコミュニケーション。緊急なので電話をすると、自動音声によって応対していると、応え、順番につないでいるので、お待ちいただくか、後程かけなおせ!]
と高飛車に機械的に響く。銀行、しかり、スカイパーフェクトTV,しかり、クレジット会社、しかり、などなど、怒り心頭に達したカスタマーは
多いと思う。これは何を意味するか、日本特有のきめ細かさ、が失われた結果による、事業の不振を増幅するアメリカ型経営方法である。

デパートに電話すると、待たせることは少ない。お客を満足させられない応対が、ここ数年で継続し、売上が急落し、経営に赤信号がついたのを、
反省したのだ。緊急な用事だから、急いで答えがほしいわけで、特に、携帯から電話する場合は、緊迫している場合いが圧倒的統計だ。

クレジット会社も、やくざ組織が驚くような声で、[遅れているぞ、さっさと払え。!]と中年の女がわめく。相手の顔をも見えないから、さぞかし、野良犬のような顔をしているのでは、勘ぐりたくなる。(ジャッカス)JACCUSなどというクレジット会社の組織はどうなっているのだろう。高利貸の看板を掲げながら、
日本国を試している。クレジット会社も、回収にやくざ以上のコレクターに依存しているのであろう。三菱UFJニコスというクレジット会社もある。
顧客リストが漏えいしても、責任も取らずに、ぬくぬくと高利をむさぼっている。[払わなければ、当社関連のクレジットは、全部、無効にするからな!]といわれた被災者もいる。つまり、機械的発想で、人間凍結の標しだ。

今、すぐ対応しますので、そのまま、おまちください。と人間が応えたら、どれだけその企業は、のびるだろうか。
世界のソニーの陥落は、人間を機械にした応対から、まっさかさまに急落していった。
日本航空も、それで、倒産、

確かに、機械が応対すれば、経費節減になるだろう。しかし、失うものが多いことを知らなければならない。その企業が、失っているものは、利益だけではない。信用を失っているのだ。社長や経営者は、そろって、[すみませんでした]と深々と頭を垂れればいいというものではない。

企業のおごりは、東電で明白である。応対が機械的であれば、傲慢な奴ら、だなーとカスタマーは頭にインプットするだろう。
企業や行政を攻撃しなくなった現在は、決して、健全とはいえない社会状況なのである。企業を甘やかしてはならない。

 

 

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