天津ドーナツ

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ドーナツ顧問としてのスタンス

2010-07-07 09:29:18 | 顧問・アドバイザーから
ドーナツの1年間が終わりました。

同時に、来学期に向けての各方面との調整や準備は、すでに始まっています。

そこで、指導教師である私が学生に期待、いや、要求しようとしていることを明確にしておきたいと思います。

それは一言で言うと、「ドーナツを、努力していない学生を甘やかす場所にはしたくない」ということです。

日本語が上手になりたい、向上したいと思って必死になっている人は、私の力(能力・人脈・時間)のすべてを使って助けます。それ以外の人は、残念ですけれども、真剣に相手をする時間はありません。



初対面のときから、仕事の指示を連発し、一切甘やかすことのなかった商業大学のSさんに、「この1年間でどんなことを学んだと思う?」と聞きました。

すると、「自分の教科書は自分で書いていいことが分かりました」と答えました。

私は、日本語教師としての自分の教科書に、ドーナツのページを書いている最中です。それは、天津で7年目を迎える私がどうしても書きたかったことでした。

ドーナツの前身である南開大学の日本語コーナーを担当していたYさんも、毎週のように私とぶつかっていましたし、時には涙も流しました。でも、彼女は一度も私から逃げませんでした。今、Yさんは天津で日本語のナレーションを吹き込む仕事をしています。それは、日本語コーナーの仕事もしながら、アナウンサーになりたいという夢をかなえるために、毎朝、毎晩、発音やニュースの朗読練習に取り組んだ努力の結果です。

私は、こういう先輩たちに、ドーナツの後輩を引っ張ってほしいと思いますし、第二のSさんやYさんを育てたいと考えて、ドーナツを指導していきます。

やる気はあるけれど方法が分からない、そういう人は、ぜひドーナツに来てください。

でも、ハート(熱意や根性)がない人には何を教えても無駄だと私は思っていますので、そのことも、覚悟しておいて欲しいと思います。

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