オール・スターによるスーパー・バンドはいくつかある。
ジャズを聴き始めた頃、買い求めたレコードがある。
当時、新たに設立されたレーベル・エレクトラから発売になった『Griffith Park Collection』というレコードである。
メンバーは、
Chick Corea (keyboards)
Stanley Clarke (bass )
Joe Henderson (saxophone)
Freddie Hubbard (trumpet)
Lenny White (drums)
である。
今年、再結成されたリターン・トゥ・フォーエヴァーのメンバー3人に、ジョー・ヘンダー
ソンとフレディ・ハバードが加わったクィンテットである。
購入当時は、ハード・バップかコルトレーンのような演奏を好んでいたので、このバン
ドの「音」に違和感を持っていた。
クロス・オーバー、フュージョンから4ビート・ジャズへと趣向が変わってきた時期であ
った。
今日聴いたアルバムは、CD2枚組のライブ・アルバム『Griffith Park Collection: 2: In
Concert』である。
全く違和感はない。
年輪を積み重ねたお陰かと思う。