AVと言えば、今ではアダルト・ビデオとなってしまうが、
以前は、オーディオ&ヴィジュアルの略であった。
音楽再生装置と映像再生装置を指していたのである。
今日、まだ私が独身時代に愛用していたテレビを両親の部屋に設置した。
SONY KV-19T1である。
はっきり購入年月を覚えていないが、’86年頃購入したのではないかと思う。
この頃、ソニーは「KX-21HV1」というカラーモニター・テレビ『プロフィール』が売り出されていた。
いろいろなプロ・スタジオで利用されたモニター・テレビである。
『KV-19T1』は『AIVI』とも称され、テレビ機能だけでなく、小型システム・ステレオの機能も備え、当時新世代プレーヤーとして世に出たCDやビデオ・プレーヤーを接続することができ、ソニーのスピーカーの一つの特徴であった平板スピーカーを使ったスピーカーがブラウン管の両サイドに取り付けられ、取り外し可能となっていた。
故に、アンプ出力もそれなりに備えていた。
20年以上経っていても稼動できていることに驚いている。
実は、両親の使っていたテレビもソニーで13型の小型テレビである。これは、さらに古く父親が入院していたときに病室で利用していたもので、’78年頃のカラー・テレビであることも凄いことである。
さらに、今までダイニングで使用していたテレビもソニー製品であるが、こちらは電化製品の寿命である8年ほどでブラウン管が故障したのだが、これと入れ替えに、結婚の時に妻が嫁入り道具として持参した『KV-25DJ2』を11年振りに稼動させた。
使い捨てと言われた時代に作られた製品たちであったが、今まで生き延びてきている。アナログ放送終了まで耐え抜くかもしれない。