今月
初めて訪問したギャラリーが二つあり
両方とも
安藤忠雄氏の建築でした。
展示会場に滞在中
安藤建築は
背筋を正させるような威圧感があるよね・・・
でも、その感じって
美術鑑賞には程よい緊張感なのかも知れない・・・
など
と
ぼんやりと考えている時
突然
行っておきたい安藤建築があった事を
10年ぶりに思い出しました。
その建物は
【司馬遼太郎記念館】
*
気になりはじめると
ソワソワ・・・さっそく行ってきました。
司馬さんの自宅の敷地に氏が設計した建物があります。
東大阪の庶民的な住宅街に
安藤建築がどっしりと鎮座していました。
館内入口へと向かうアプローチ部分。
日常を遮断するかように
緑のカーテンで建物は覆われていました。
アプローチをゆっくりと進む時
司馬さんの懐に潜入する気分になります。
記念館は
地下一階から地上二階までの
3層吹き抜けの空間に設置されている
高さ11mを越える本棚がみどころです。
本棚には
2万余冊の蔵書や司馬作品が
収納されています。
採光は最小限に留められ、鬱蒼とした書籍の森のよう。
その空間は
司馬遼太郎と安藤忠雄による
コラボレート作品と言えるのではないかと思いました。
建物内部は撮影禁止のため写真がありません。
コチラのサイトを参照下さい。
ひとつ残念なのは
これらの書籍
読む事も触れる事もできません。
見るだけです。
司馬詣をした気分にはなれますが・・・。
Yoshie
<追記>
ミュージアムグッズの販売コーナーで
司馬さんが執筆した本を長時間立ち読みしました。
来館の記念に上の本を購入。
現在
電車の中で読む本としてカバンに入れています。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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