先日
久しぶりに一人で遠出しました。
行き先は豊田市美術館。
今回は梅田から高速バスを利用。
運賃は片道1500円と格安。
しかし
新幹線だと小1時間程のところ
高速バスは3時間。
たくさんの本をバックに詰め込んで
車中では読書三昧。
充実したバスの時間でしたが
名古屋でバスを降りた後が遠くて・・・
美術館への最後の関門は
なだらかに続く坂道。
豊田市美術館は3度目の訪問ですが
過去2回は車で訪れたため
この坂の存在は知りませんでした。
早朝に家を出て
目的地に着いたのは7時間後の長旅。
疲れました・・・(〃´o`)=3
目的の展覧会はコチラ。
↓
ソフィ・カル - 最後のとき / 最初のとき
会場は3つのシリーズで構成されており
最初の展示室の<盲目の人々>は
学生時(1990年)に見ていました。
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私は生まれつき目の見えない人々に出会った。
彼らは一度も見たことはなかった。
私は彼らにとって美しいものは何か尋ねた。
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と
コメントされた<盲目の人々>について
25年を経て自分がどう感じるのか
その認識の差異を確かめたかった事が
本展覧会を訪れた理由でした。
今回
<最後に見たもの>、<海を見る>の2シリーズを
あわせて鑑賞する事で
視覚は目を通して見える事だけでなく
心の中で投影される視覚もあること
また
視覚情報は心的な要因で
変化することがあるのだろうなとも思いました。
このソフィ・カルの提示は
視覚芸術に関わる自分の活動に
影響しそうな予感・・・。
美術館をあとにする際、ガラスに写り込んだ自分を撮影。
*
帰りの道中では下の本を
展示内容と重ねながら読みました。
今回は
ハードな1dayトリップながらも
視覚について考えた満足な一日となりました。
記:徳永好恵
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