この脳足りんがっ!!!

うわあっ!!!
これを見てゲロキモだと思った人はこれから先を見ないほうがいいですよ。

おとといは魚の解剖で脳の摘出が出来なくなった自分に失望したので、今日は近所のスーパーで大量に入った天ぷら用の鯵を買い、脳の摘出の特訓をしました。




解剖前のようす。
ちなみにこの鯵は11尾が入って198円。
中高の生物部時代は解剖といったら学校から淡島通に沿って歩いたところにあった「マルフジ」ってスーパーでこの手のセットを買ってきて行うのが定番だった。
そのスーパー、いつの間にか潰れてたけどね。

日曜日の鮎が2尾で498円だったのを考えると馬鹿に安いですが、今日のは夜に買ったうえ、加熱用だから新鮮できれいな内臓をしていないし、海産魚はやはり内臓が小さいので鮎のほうが解剖材料としては上質だと思います。
ですが、今日は脳を取り出すことだけを考えて行ったので。




切り開いている感じ。
えらの下あたりにあるのが心臓、その隣が肝臓、ひだひだが幽門垂、その後ろの黒い臓器が脾臓です。
鯵は中学生時代から何十回も解剖しているので鯵の体内構造はこれで間違いないと思います。




今日は脳の摘出メインとはいえ、とりあえず内臓の全景です。
12尾のなかで最もきれいな内臓をしていたものです。
他のはどろどろになったり液体が出ていたりしたものもあって、状態はいいものではありませんでした。




頭蓋骨を丹念に取り除き、眼球と脳を取り出してみました。
ただし、これは頭蓋骨の底部だけは残してあります。




視交叉のようす。
魚類もちゃんと交叉していますよ。




冒頭に挙げた写真と同じもの。
今日は往年のような無傷の完全摘出はできませんでしたが、11尾のうち10尾は多少の傷をつけてしまったものの脳の形が保てる程度に摘出できました。
まぁおとといの散々な結果と比べれば・・・それなりに上出来でしょう。

頭蓋骨の底部と眼球を残して摘出したのが2尾、そこから眼球を残して頭蓋骨を完全に取り除いたのが4尾、脳の部分のみを摘出したのが4尾、完全に失敗が1尾の内訳です。
紐のようなものは脊髄を背骨の中から取り出してみたものです。

でも、やっぱり脳みそはきれい。
白っぽいのから血色豊富なものまでいろいろあるしね。




そして、頑張った自分に御褒美。
まぁ・・・生魚だけ持ってレジに並ぶと気持ち悪い人だから一緒に買っただけなんだけどね。。。
大きいので、高校の体育祭で大活躍したらしい妹と分けました。



　
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