授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 てことつり合い 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる

2008-01-19 21:44:52 | 理科

(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

5年理科 てことつり合い 授業記録
 第3時 幅の違う棒で同じおもりをつり合わせる
臼井俊男

1.めあてを黒板に書いておく。
 (板書) 10/9 幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせられるだろうか。
 「来た子から,めあてを写します。」
 半数以上が書けたことを確認し,教卓に集める。前時の実験道具を見せながら,復習,確認をする。
 「前回は,幅の同じ棒で同じおもりをつり合わせました。どこにつるすとつり合いまし
 
たか。」
 ・両端 ・両端から同じ長さ ・支点から同じ長さ

2.両端におもりをつるす。
 「今日は幅の違う棒で,同じおもりをつり合わせます。まずは,つり合わせます。
 
その後,両端につるします。」
 演示で場所を示す。つるさない。

 「予想を立てます。板書を写して,予想を○か×で書きます。」
 (板書)①両端におもりをつるす。(図)予想○ ×
 机間指導を一回りして,書かない子,線引きを使わない子に声をかける。

 「つり合う,○の人?つり合わない,×の人?」
 挙手確認。○24人 ×6人。人数の少ない方から,理由を言わせる。
 ×真ん中から長さが違うから。
 ×面積が違うから。
 ×板の重さが違うから。
 下2つの理由は,以前おもりなしでやったことを忘れている。子どもの思いこみはなかなか変わらない。
 ○両端だから。
 ○同じ幅の時もつり合ったから。
 ○同じ重さだから。

 「では,実験をしてみましょう。2人組で行います。班でかご1つと鉄製スタンド2つを
 持って行きます。」
 かごには,班で使う板や道具が入っている。

 5分ほど,実験をさせる。速いグループ,遅いグループがある。速いグループには,結果と気付きを書かせる。

 「班ごとに結果を発表します。1班~8班」
 どの班も,つり合った。
 「ノートに,結果,つり合う,と書きます。」
 板書もする。

3.両端から同じ長さにおもりをつるす。
 同様に説明→予想→理由→実験→結果発表の順に行う。
 予想は○5名×25名。逆転現象だ。
 理由は×両端がダメだったから。両端は端から0㎝なので。○の理由は出ない。
 実験で,結果が出た班は,ノートに記入させ,他の長さでも確かめさせる。
 結果はどの班も,どの長さもつり合わない。結果を書かせる。

4.支点から同じ長さにおもりをつるす。
 上記の2実験同様の流れで行う。
 予想○11名×19名。
 理由○端からの長さでないから。支点からおもりまでの面積が同じだから。
    支点からおもりまでの重さが同じだから。
   ×端からも支点からも同じ長さだから。(他の子から違うと言われる。)
    端から同じ長さでつり合わないから。
 実験をすると,予想外につり合って,驚く子多数。
結果はつり合う。ノートに記入。

5.まとめる。
 「どうまとめますか。」何人かの児童の発言をまとめる。
 (板書)幅の違う棒では,支点から同じ長さでつり合う。
 児童から,幅の同じ棒でも,支点からだけを考えればいいという意見が出る。
 「そう!幅の同じ棒も実は支点からの長さがポイントだったんだね。」

6.発展問題
 これは,時間もなかったため,教師の説明と演示飲みで行う。
 「幅の違う棒で,支点から同じ長さで,おもりのひもの長さを長いのと短いのにしま
 す。つり合うでしょうか。」
 挙手させる。人数は確認しなかった。
 演示実験。つり合う。

 ノートに感想を書かせ,提出して終わり。

参考文献:ドラマを生む向山型理科の展開小学五年(小林幸雄氏の論文) 明治図書

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5年経験者研修・実践報告会

2008-01-19 00:37:04 | 講座・セミナー
5年経験者研修の最終回。
各自の実践報告会が行われた。

「教材教具の開発」がテーマであったので、
理科の自作教材と、パワーポイントのコンテンツ、
プロジェクター、
授業研究時の指導案を持ち込んだ。
私の指導案が、一番厚かった・・・

理科の実践の先生が、自由試行を取り入れていて、おおー。

算数の問題解決。3年のわり算でブロックを使わせた人。
ブロックの使い方で1時間使ったとのこと。
「ブロックの扱えない子にはどう対応したか」
と質問すると,「1時間練習させたので,いない。」とのこと。
「半具体物は,ブロックだけではないと思います。
 ドット図をノートに書かせたり,教科書の絵を鉛筆で囲ませたりする
 方法もありますね。
 私が指導したときは,指先の微細運動ができない子がいるので,
 ブロックよりも図を書かせた方が有効でした。」
と代案を出した。
この人は,聞く耳持たないんだなあ,と思う。

別の方が,
「ブロックだと落としたりして思考がとぎれるので,私は百玉そろばんを買って使っています。」
との意見を出す。
百玉そろばんが出てきて,びっくり!
使っている人がいるんだなあ。

まるでサークルの実践報告と検討のような感じで盛り上がった。

第5回サイエンスアカデミー

2008-01-19 00:34:26 | 講座・セミナー
今日の第5回は,「指示薬・生物系試薬の基礎基本と事故防止」。

講師から,ポイント3つが詳しく話される。
普通に小学校教師をやっていたら,わからないような
かゆいところに手が届くようなことまで教えて頂く。
レジメがメモでいっぱいになる。

後半は,実技。
BTB溶液・フェノールフタレイン作り。
これらも作らない。業者で買うだろう。
でも,あえて作ることで,知識・技能・注意事項が身に付く。
ムラサキキャベツの指示薬作り。
教科書では水で煮出すとある。
しかし,もっと簡単で,きれいな作り方を学ぶ。
塩化コバルトなど,知らなかった内容。
細胞の観察は,感動であった。

NHKにも出た講師K先生直々の実験実技講座。
いやあ,すばらしい学びであった。