授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

5年理科 もののとけ方 第5時 溶け残りを解かす 

2008-01-22 21:48:25 | 理科
(C)TOSSランド/小学校/5年生/理科/もののとけ方            

  5年理科 もののとけ方指導記録 
     第5時 溶け残りを解かす 
          臼井俊男
 
1.準備
前もって,日付,ページ数,めあてを板書しておく。
専科に遅れてくるクラスが多いのだ。
ストーブにヤカンをのせる。電気ポットでも湯を沸かしておく。
今日は,たくさん使う予定。
三々五々,子どもたちが理科室に来る。

2.めあて
チャイムが鳴ると同時に指示。
「めあてを写しておきなさい。」
まだ遅れてくる子達がいる。時間調整を行う。
全員がそろったところで,発問。
「前回・前々回は,何をしましたか。」
・食塩やホウ酸を溶かした。溶け残った。
「前時で溶け残った食塩や、ホウ酸をとかすにはどうしたらよいだろうか。」
教科書のめあて読み、ノートに書く。
「どうしたらいいと思う。」予想をノートに書かせ、発表する。
・水の量を多くする。
・あたためる。
・お湯を入れる。
・明るいところに置く。
・炭酸を入れる。
炭酸を入れる意見は,2クラスで出た。なぜ入れるのと聞き直すと,うまく答えられない。通信教育や塾で教えているのだろうか?
明るいところは,日光の熱で溶かすとのこと。
「この中に,おかしい方法があります。」
・お湯を入れる。暖めるのと,水を入れるのと両方だから。

3.実験
「ホウ酸は、後日実験で使うので、あたためめます。食塩に水をたします。」
方法①『食塩が溶け残った容器に、水50mlを加えて様子を調べる。』
方法②『ホウ酸が溶け残った容器をお湯に入れ、様子を調べる。』
方法は,教科書を読み,写真を見て理解させる。

準備物・溶け残り容器・ビーカー2個・お湯・ガラス棒(割り箸)・メスシリンダー・スポイト

半数以上の子がかけたところで,教卓に集め,実験方法を簡単に演示。
席に戻し,準備物までかけた班から準備をし、実験をする。

3年目の先生が,ガラス棒のゴムがついていない方でかき混ぜさせていた。教える。

食塩は,すぐに溶ける。

ホウ酸は,500mlビーカーに沸騰したお湯を200ml入れ,
そこにホウ酸水溶液のプラ容器を入れる。
ところが,これが溶けない。
熱伝導率が低いのだ。
水溶液を200mlのビーカーに移してやらせると,すぐに溶ける。

それでも,湯はすぐに冷め,各班2回ほど湯を入れ替えた。
湯は5リットル以上必要だ。

4.結果
終了10分前,十嫌悪手を止めさせる。
「結果を絵や文で書きます。」
半数以上が書き終わったら,次の指示。
「班ごとに結果を発表します。」
・食塩は水50mlを加えたら、全部溶けました。
・ホウ酸は、お湯で暖めたら全部溶けました。
班によっては,ホウ酸は溶け残った班もあった。
「このままあたためたらどうなると思いますか。」
・全部溶ける。

5.まとめ
「溶け残った物を溶かすには、更に水を加えたり、あたためればよい。」
子どもと対話しながら、まとめを引き出す。
板書し、ノートに書かせる。

6.発展
教科書の54頁を読む。
グラフ・表を1問1答で読み取らせる。

7.片づけ
間を開けて,一時に一事で指示を出す。
「自分が持ってきたものを片づけます。」
「食塩水は,流していいです。」
「ホウ酸水溶液は,次回も使うので,持ってきます。」
「ビーカー類は,ビーカーたわしで洗います。」
「机の上をぬれぞうきんで拭きます。」
「ノートを書き終わったら,班ごとに持ってきます。」
ハンコをもらった班から,終わり。

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