工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

葡萄×格子の帯と大島紫縮緬でジャケット

2021年01月14日 | その他の着物

以前 葡萄柄の帯でジャケットをお作りして その残りで

もう一着 ノーカラージャケットをお作りしました。

 

 

 

ノーカラーループのワンボタン留め

 

 

生地は どれも 残り布の組み合わせなので

見返しも・・

 

 

ピンクのお着物の残り布。

 

見頃と 袖は、紫の縮緬。

 

 

・・っで この紫の縮緬生地・・実は

 

 

 

白泥染め==白恵泥染め

 

初めて見ました・・。

 

白泥染めの第一人者 伝統工芸師 恵積五郎 氏

 

珍しいお名前だなぁ・・っと よくよく見てみると

なんと お昼のメインMCでもある ホンジャマカの 恵さんのお爺さまでした。

 

ひぇ~~~(驚!)

大島紬の織元さんとは聞いていましたが

思いがけない形で目にすると

驚きは 二倍!

 

お仕立てにも 気合?!が入ります。

 

 

 

後ろ見頃は

 

 

こんな感じ。

葡萄柄と格子の幾何学柄が裏と表で使えるようになっていた半幅帯。

広げると 一幅になり こんな感じになります。

 

帯も珍しい帯でしたが

紫縮緬も これまた珍しい生地。

 

きれいに残らず使い切りました。

明日 納品です。

 

 

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夕方 ウォーキングに出かけました。

 

4時半に家をでると のんびり歩いて 

ちょうど 湾の向こう側に日が沈みます。

佐世保は、日本の西の果てですが 

ここ市内から見える夕陽は 山に沈んでいきます。

この時期は ちょうど あのトンガリ山に日が沈みます。

 

 

 

日が沈み 夕闇迫る港を 上五島行のフェリーが出港していきました。

 

 

17時に港を出て約3時間

20時 島へ到着。

島へ着くころには・・もう真っ暗ですね。

 

 

病院に通う人 

買い物の人

学生さんやサラリーマン・・

食料を運ぶトラックや 郵便・配送のトラックなどなど・・。

一日4便。

いろんな人・思いを乗せて船は 毎日 出港していきます。

 

 

船は 島の人たちにとって欠かせない足であり命綱でもあります。

 

先日、離島行きの飛行機がコロナで利用客が減ったため減便と発表がありました。

先日、長崎を代表する外食チェーン・リンガーハットがコロナで収益が減ったため 

体操の内村選手のスポンサー契約の終了を発表していました。

今日、買い物に出たら・・とあるリンガーハットが閉店していました。

 

 

洋服という仕事は 世の中の景気不景気に 大きく影響される仕事です。

世の中が不景気になれば 必ず 影響は出てくる・・。

 

じわじわ・・っと夕闇のように目に見えない不景気という波が迫ってきそうで・・

昨年より・・今年の方が・・怖い・・。

 

 

 

 

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