工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

黄色格子の紬でワンピース

2021年04月25日 | その他の着物

黄色の格子柄の紬でワンピースをお作りしました。

 

 

ちょっと特殊な?デザイン・・。

右向いて~~左向いて~~

 

 

 

見る方向によって印象が変わります。

 

このデザインは、お客様のお持ちのお洋服から型抜きです。

 

左側に濃いモスグリーンを使うのは お客様のこだわり。

最初にデザインを伺った際に 開口一番

「ここに グリーンを入れたいのっ!」

と。

 

・・っで襟元は 幅広のドレープ

 

 

袖ぐりが スクエアカット。

幅広なので ゆったりしてます。

 

 

 

後ろは・・

 

 

こんな感じ。

 

後ろ中心はコンシールファスナー

 

 

このデザインは、お客様のお気に入りのデザイン。

どうしても このデザインで作りたかった・・とのことで

 

もう一着。

今度は、縞柄でお作りします。

 

 

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最近、ウォーキングにプラス 街探検!にはまってます。

坂の街は 車道よりも 路地が多い。

 

横道・裏道・・抜け道・・

 

 

この坂道は 市内でも 長~いと有名な坂道。

映画の撮影など 時々 使われたりします・・。

 

どんどん下り どんどん横道にそれ

キョロキョロ ウロウロ・・

まるで 知らない町を旅しているようで 

楽しくて仕方ない。

 

車の入らない路地裏は

空き家や更地だらけ。

 

屋根の抜け落ちた廃墟や

蔦に覆われた庭

人一人しか通れないほどの細い道.

 

 

廃墟にも かつての生活の様子が垣間見え

長年 放っておかれた庭の木々にも 花が咲き 新芽が青々と芽吹き

 

いろんな想像をしながら歩くのも 

これまた 楽しい。

 

坂の町の利点は 家が重ならないので

どの家も見晴らしがいい。

ほぼほぼ 市内が一望できます。

日当たりもよく

路地裏にも 心地よい風が通り抜けていきます。

 

どこに通じるか分からない道にワクワクしながら

坂をどんどん下っていくと

杖をつきながら登ってくるおばあさんとすれ違いました。

 

ゆっくりゆっくり・・肩で息を切らしながら一歩一歩上っていくその姿に

あぁ・・そうか・・これが現実だ・・。

 

 

車が乗り入れできないこの路地裏は

近くの車道からでも 坂道を10分は上らないといけない・・。

雨が降ったり、夏の暑い日、冬の北風の吹く日・・・

足が健康であっても 体が不自由になっても

毎日毎日・・その坂道を上らないといけない・・。

 

それでも、やっぱり住み慣れた我が家 我が町がいい。

 

 

十年後、二十年後、足腰が弱くなって

いつか

私も 我が家の前の階段すら上れなくなるその前に

今、できるだけ 歩いて歩いて・・足腰の強化に努めよう・・。

 

 

 

 

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