工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

村山大島紬でワンピース

2024年02月18日 | 大島紬

大島紬でワンピースをお作りしました。

 

 

 

襟は ノーカラー

 

 

脱ぎ着がしやすい前中心コンシールファスナー開き

 

 

見頃はピンタックでアクセント。

 

脇にスラッシュポケット

 

袖口は ギャザーでふんわりと。

 

後ろは・・こんな感じ。

 

 

見頃に前後ともピンタックが入っているので

横から見ると ウエストから下・スカート部分でふんわり広がり

Aラインとはまた違った ふんわり柔らかい雰囲気のシルエットに。

 

コートにジャケット ワンピース・・・

どの形に変わっても

やっぱり大島紬って・・

存在感あって良いですね(o^―^o)👍good

 

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先日、お客様のお宅にお邪魔した際

玄関にたくさんのお雛様が飾られていました。

毎年、1月の下旬くらいから玄関いっぱいにお雛様を飾るそうです。

壁には、お雛様の絵が飾られ、陶器のお雛さまに 布のお雛様・・

娘さんのお雛様には、ご友人から頂いたお道具やぼんぼりなどを組み合わせ

まるで 最初からセットだったかのような豪華さ。

 

我が家のお雛様は 私の管理の悪さから お顔にシミが出てしまいました。

数年前に風通しに出した際、お顔にシミがあることに心が痛み・・

それ以来、出すことを躊躇してました。

 

お客様いわく

「飾ってあげて。お顔にシミがあっても飾っていいのよ。」

っという言葉に 心が楽になり

家に帰り お雛様を飾ってみました。

 

最初は、お雛様とお内裏様だけ 飾ろうかと思いましたが

他のお人形たちも気になり 出してみることに。

・・っが・・飾る場所が・・ない。

 

・・っで 気づきました!

お雛様を飾っている場所が・・・

和箪笥の上だったことに!!

 

そう。和箪笥を階段にしてしまえばいいではないかっ!

 

・・っで 無事に 

三人官女、五人囃子、左大臣、右大臣、仕丁と全部飾ることができました。

 

あ・・お気づきの方もいらっしゃるでしょうか・・??

お内裏様の隣り、金屏風の前に ミシン。

まぁまぁ・・気にしないきにしない・・。

 

お内裏様の烏帽子がうまく被せられず 母に手伝ってもらいながら

母は「50年やねぇ・・」と感慨深そう。

あ・・そっか。私の年と同じだから50数年前のものなんだと改めてその年月に私もしみじみ・・。

誕生日を祝っても50年ってあまり実感わきませんが

こうやって 50年前のものを形として目にすると

そっか・・っと思いますね。

 

飾り終わり 改めて眺めながら

「(50年経ってる割には)キレイね~。」と満足そうに喜んでくれたので

ほんとうに飾って良かったです。

今回、キッカケをくれたお客様に感謝です。

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