工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

綿 水耕栽培日記 ~~2017.11月~~

2018年04月01日 | 綿栽培日記

綿水耕栽培をはじめて 4か月が経ちました。

 

2017.11.06

 

今日の綿花の様子は・・・

 

 

 

 

こんな感じ。

こちらは、古株組。

7~8月の まだ成長しきれていない時期に水耕栽培へと移行したもの。

背丈は小さく 茎もヒョロヒョロですが

徐々に大きくなってはきてます。

 

水槽へと移した頃は 水槽の底へと届かず

支え木に寄り掛かるようにして

根っこが 水の中でユラユラしていましたが

 

 

 

砂の量を増やし

ようやく 立てるようになりました。

 

 

・・でこちらは

 

 

 

10月まで 屋外で土に根を張り すくすく成長していた新参株。

 

こちらも 砂の量を増やし

それぞれが しっかり 砂の中で根をはり

独立して立ってます。

 

葉の様子も・・

 

 

 

こんな感じ。

 

 

わっさわっさ・・と葉が茂り 元気です!

 

**************

 

2017.11.17

 

11月も半ばになり 深夜も少し冷え込んできました。

 水槽の棚を布で覆い

冷え対策。

 

そんな 今の様子は・・

 

 

 

こんな感じ。

 

少し葉っぱが紅葉?してきました。

 

・・っが よ~く見てみると

 

 

綿の実が膨らんでいます。

これは、古株組。

・・なので 

水耕栽培として育つ中で

花が咲き 実が膨らんだもの。

 

このまま 弾けるといいなぁ~。

 

・・で こちらは・・

 

 

 

 

新参組。

 

一時期ほどの 葉の勢いはありませんが

元気です。

 

綿花は 土栽培でも

土中がアルカリ性の方がよく育つと言われているので

いいのか悪いのかわかりませんが・・

 

 

貝殻を入れてみました。

 

PH濃度計で測ったところ

だいたい PH8前後。

入れても入れなくてもあまり変わりないかな・・??

 

 

とりあえず これで 様子をみたいと思います。

 

コメント

綿 水耕栽培日記 ~~2017.12月~~

2018年04月01日 | 綿栽培日記

12月に入りました。

今年も もうあと一か月。

季節は・・冬。

 

綿花は どうなったかというと・・

 

2017.12.05

 

先月 実が膨らんでいたものが・・

 

 

 

 

なんとっ!!

 

 

 

はじけました。

 

 

我が家の水耕栽培のみで育った 初 綿です!

おぉ~感動!

ちゃんと ”綿”になってます。

 

 

 

そして・・こちら 新参組もがんばってます。

 

 

 

 

 

12月、冬真っ只中ですが

大きな花が咲きました。

 

ちなみに・・

こちらは・・

 

 

(ちなみに・・塩株です)

 

花が咲いた株の全体画像ですが・・

茎の中央部分。

綿の実が弾けています。

 

この綿は

屋外で育っていた頃についていた実が

水耕栽培に移行したのち 弾けたもの。

なので 水耕栽培のみで育って弾けた綿ではありません。

 

アメリカなどでは

綿の実を早く弾けさせるために

枯れ葉剤を撒いて 実を弾けさせる・・らしく

なので

綿の実を弾けさせるためには

”枯らさなきゃ”と

最初 勘違いしてました・・

 ・・が

 

じつは・・

綿が弾けるのは

 

”枯れる”から弾けるのではなく

 

実が ”熟す”から 弾けます。

 

 

・・なので

同じ茎に

実が弾け カラッカラに乾燥した綿の実・・と

 

新芽や 花芽

蕾が膨らんで 咲いた綿の花が

共存?!します。

 

 

参考までに・・

これは 屋外でプランター(土壌栽培)で育てたもの。

実だけが カラカラに乾燥をはじめ

実の先っぽが割れ始めます。

この時の殻は かなり硬いです。

 

翌日くらいには

この殻が自然にめくれ上がり

中から 

真っ白い綿が 顔を出します。

 

こちらは・・

 

 

 

乾燥して茶色に色が変わってしまう前に

収穫したもの。

 

完全に乾燥せずに収穫しても

最初は

綿が ぎゅっと縮こまったままですが

その後 自然に乾燥がすすみ

最終的には ほぼ フワフワの綿になります。

 

 

 

ちなみに・・

 

綿の実が弾けた後

収穫せずに つけたままにしておくとどうなるか?!

 

その実の部分だけが どんどん乾燥していき

殻は どんどん カラカラに硬くなり

最終的には・・

 

 

 

フワフワの綿の部分だけ 自然と落ちます。

 

 

 

 

綿が 殻から外れるとこんな感じ。

 

フワフワの白い綿は 

種を守るためのカバーのようなものなので

自然界では

このまま 綿にくるまれた種は 地面に落ち

発芽して また 大地に根差していくものと思われます。

 

 

 

自然界の摂理。

 

よくできてるなぁ。

 

 

**************

 

2017.12.22

 

冬とはいえ

お天気がいいときは 

春の陽気と変わらないくらい暖かく・・

 

 

 

 12月のはじめに咲いた花の更に上に

 

 

 

またまた 大きな花が咲きました。

 

12月のはじめに咲いた花は

屋外にいた頃についた花芽が咲いたもの。

今回の花は 水耕栽培に移行したのち

花芽が出て 

花開いたもの。

 

 可愛いですね~。

 

 

コメント

綿 水耕栽培日記 ~~2018.3月~~完結

2018年04月01日 | 綿栽培日記

新年があけました。

今年は寒波襲来で 九州でも雪が降る寒い冬でした。

水耕栽培はどうなったか?

 

2018.2.27

 

 

 

すくすく・・っとまではいきませんが

地道に 成長しております。

 

 

花が咲き

実が膨らみ

綿も弾けました。

よ~く見ると ちゃんと新芽も

ぽつぽつ・・芽を吹きだしてます。

 

**************

 

2018.3.27

 

桜の咲く季節になりました。

桜の開花宣言と同時期

我が家の花も咲きました。

 

 

葉っぱは 落ちてますが・・

 

 

 

しっかり 花が開きました。

 

 

 

深い赤色で 花びらの縁が彩られた

なんとも神秘的な色合いです。

きれいですね。

 

 

**************

 

2018.4.01

 

3月の終わりから 暖かい日が続き

すっかり春ですね。

 

それに伴い・・

 

 

水耕栽培の綿花たちも

 

 

 

 

春を迎えております。

 

 

 

一見・・枯れたようにみえますが

ちゃんと 新芽が ぽろぽろ・・

続々っと噴出?しております。

 

 

これから 

また 綿花たちの 新シーズンの始まりですね。

 

室内での栽培ではありましたが

無事に 越冬成功!

 

ホッとしました。

 

まだまだ これから 水耕栽培は続きますが

一応 これで 一区切り。

 

 

 

 

 

****結論***

 

・綿花は 水耕栽培ができる。

・成長段階や 季節に関わらず 

どのタイミングで水耕へと移行しても 

育つ。

 

・水耕栽培でも 花芽は付き 花は咲き 実はなり 綿は弾ける

 

結果・・

 

水耕栽培での 綿の栽培は 可能。

 

 

 

今回

特別な栄養など 与えず

水道水のみで育てました。

 

酸素ポンプも

夕方から早朝までは止め

日中のみ使用。

 

PH濃度も ほぼ水道水と同じ PH7.5~8.5くらいの中性

 

水温は 南向きの窓際ということもあり

暖かい日で 水温15度前後。

 

深夜・外気温1~2度の状態でも

室温だと 5度以下にならないので

水温 10度を下回るくらい。

 

 ・・っというわけで

特別なことをせず普通の環境のもと

育てました。

 

 

 

水耕栽培のメリットは

 

水遣りを忘れずに済むこと。

そして 

水のやり過ぎの失敗もないこと。

 

 

綿栽培を目的にするならば

水耕栽培用の 液肥を与えれば

きっと もっと大きく

もっとたくさんの綿を栽培できると思われます。

 

 

水槽で育て始めた当初は

一緒に 熱帯魚を飼おうかと思いましたが

水が汚れるかな?っと掃除のことが頭をよぎり

綿花のみ育てました。

 

 

もしかすると・・

熱帯魚と一緒に

アクアリウムとしても

楽しめるのかもしれませんね。

 

 

 

これで ひとまず

 

綿・水耕栽培日記は 完結です。

 

 

綿栽培に興味をもつキッカケになれば

幸いです

コメント (2)