十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

十勝の温泉

2020-09-01 05:00:00 | 投稿

 

十勝の温泉といっても、植物性温泉や火山性温泉など様々である。十勝の温泉は40カ所程度で、その温泉を使っている施設・数は、200カ所を下回らないだろう。

 

例えば、「十勝川温泉」のお湯は植物性温泉(モール温泉)で、宿泊場所としては10カ所以上ある。モール温泉は、美人の湯として有名で、入浴すると肌が綺麗になり、顔も美人になるかも知れないので、是非、入浴に来てほしい。

 

インバウンドを含めた十勝への観光客に聞くと、そのほとんどが温泉をあびている。なぜかと言えば、十勝では深く掘ると必ず温泉などが湧き出てきて、公衆浴場のほとんどが温泉や鉱泉を利用している。

 

先日、十勝に引っ越してきた人に聞くと早速、「晩成温泉」に行ってきたと言う。晩成温泉は、宇宙基地のある大樹町にあるマイナーの温泉であるが、モール温泉で湯治に効く温泉であるそうだ。

 

自分も温泉が好きなので、トムラウシ温泉や菅野温泉、芽登温泉など、ほとんどの温泉に行ったが、その中に「ヌプントムラウシ温泉」がある。

 

温度が高いので川の水で温度を下げるのであるが、3年前の北海道を襲った台風で、その温泉に行く道が長らく通行禁止になっていたが、現在は開通している。ヌプントムラウシ温泉は、露天風呂しかない温泉で、温泉ファンには人気がある。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

1)十勝川温泉

 

十勝川温泉は、日本でも珍しい"モールの湯"が湧出しています。
遥か太古の時代、ここ十勝川河畔は、葦などの植物が自生していました。
それらの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出る温泉が、植物性の有機物を多く含む"モールの湯"なのです。
「モール」とは、亜炭などをさすドイツ語に由来しています。
帯広市街など平野中心部の地下1,000mより深い所からわき出る温泉の泉温が50℃前後であるのに対して、十勝川温泉では地下500~700mからわき出るもの55~60℃と、より高温となっています。

北海道遺産にも選定

植物性温泉のモール温泉は、一般的な鉱物性温泉に比べて世界でも希少な泉質で、資源が限られている貴重な温泉資源です。数ある北海道内の温泉地に先駆け、平成16年に北海道遺産として選定されました。十勝川温泉は、かつてアイヌの人たちが薬の沼と言っていたという語り伝えもある温泉で、昭和初期から本格的に開発が行われました。戦後は道東を代表する温泉地に成長し、今では圏内外関わず多くの観光客が訪れています。
この貴重な温泉資源を大切に守っていこうと、地域が一丸となって資源の保護活動を行っている温泉郷です。

 

モール温泉の効能

「モール温泉」は泥炭(亜炭)などに由来する腐植物(フミン質)を含むアルカリ性の温泉のことで、モール浴に似た効果が期待されることに由来します。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔疾患、慢性消化器官、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、虚弱体質、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけど。

 (情報元:音更町十勝川温泉観光協会ホームページより抜粋)

 

冬の十勝はバスでGO!雪道運転の不安ナシで千歳空港から知床までグルメ&温泉旅

 

 

2) ヌプントムラウシ温泉

 ヌプントムラウシ温泉

 

温泉情報

所在地

北海道新得町

座標

北緯43度29分28秒 東経142度57分30秒座標北緯43度29分28秒 東経142度57分30秒

交通

屈足市街地から車で約50km

泉質

含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

泉温(摂氏

91.9 °C

湧出量

88L/min

pH

9.1

液性の分類

アルカリ

浸透圧の分類

低張性

外部リンク

新得町観光協会

 

ヌプントムラウシ温泉は、北海道上川郡新得町にある温泉。沼ノ原温泉(ぬまのはらおんせん)ともいう。北海道にある野湯の一つ。 地名語源は、アイヌ語で「山の方にあるトムラウシ」の意。トムラウシの語源は、「水垢がある」の意味である。

2017年現在は林道の中間地点が完全崩落、崩落手前に倒木もあり徒歩でしか行く事はできない。 水温調整の水バルブが壊れて水温は高めであるが2016年度の台風の影響で湯船が埋まっている可能性有り。 また、アクセスする林道も途中にヒグマの糞があったりとヒグマの生息圏内であることから徒歩でのアクセスも十分な注意が必要である。

 

[温泉施設]

ヌプントムラウシ川の河原にある噴泉塔から湯と蒸気が交互にから噴き出している。 新得町によって設けられた更衣室と混浴露天風呂がある。沢水も引き込まれており、適温となるよう加水して入浴する。 整備された浴槽以外でも、付近の河原を掘れば温泉が湧き出す箇所が多く、川水と調整して自分独自の野湯を楽しむ事が出来る。 夏はアブが多い。

[歴史・登山]

かつては登山者や林業従事者しか知らない秘湯で、営林署が建てた山小屋は2016年度は健在。この温泉が広く知られるようになったのは温泉評論家の松田忠徳が著書で紹介してからである。

松田忠徳の著書で最初に紹介された当時は河原には何もなく、自分で河原を掘って湯船を作って入浴するという秘湯ぶりで、しかも途中の林道も橋が落ちている箇所があり、四輪駆動車で渡河しないとたどり着けないという状態だった。

その後1992(平成4年)新得町が林道、更衣室、露天風呂を整備した。現在でも崖崩れや川の増水などで近付けなくなるときもあり、ヒグマに出会う可能性もある。温泉からは登山道沼ノ原湿原まで伸びている。所要時間は夏場の登山経験者の場合で片道4 - 5時間ほどだがあまりよく使われるコースではない。

 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

十勝の活性化を考える会」会員募集