十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

死因

2022-08-30 05:00:00 | 投稿

 

人間の死因には、元安倍晋三首相の銃殺死、交通事故死、知床観光船乗客の水死、登山中の滑落死、コロナによる病死などいろいろある。私の趣味は山登りであったので、岩場から滑落するような危険なことがあったので、運が良かったと思わざるをえない。

一方、作家 三島由紀夫の割腹自殺、川端康成の自殺、秋葉原事件を起こした犯人の父親の自殺、イジメによる自殺、友人の自殺など自殺にもいろいろある。

自殺の原因は、本人でなければ分からないが、私のような脳出血を罹患し死にそうになった人間にとっては、命はひとつしかないのだから、遺族のことなども考えて大切にしてほしい。

先日、同じ脳出血を罹患した66歳になる知人に、“命”のことについて電話で聞いてみた。彼は国家公務員上級であったが、50歳の時に脳出血を罹患し、志半ばで挫折を余儀なくされた。

しかし、彼は見事に再起を果たし、命には限りがあると思って、今でも全力投球で頑張っている。彼が書いた文章の一部は、以下のとおりである。

『 私は、脳出血で倒れて重度の障害が残りました。倒れる前までは、障害のある人とは一切関わらずに生きてきました。そして障害者になってからは、以前の自分に戻れるようにと、あらゆるリハビリをこなしてきました。そして、再び与えられた命を得て、「これからは、どのように生きて行くかが重要だ」と思うようになりました。そんな自分だからこそ、「社会のために役立つ事が何かあるのではないか」と思うようになりました。

私は5年前、仲間と一緒にリハビリスポーツのための公益法人「会」(一般社団法人)を立ち上げた際、信条として言ったことは、「三方よし」と「損して得(徳)取れ」でした。

「三方よし」とは、これまでの障害者福祉はどちらかというと行政の「施し」にはじまり、医療者は「してあげる」、障害者も「してもらう」という図式できました。しかし、誰にとっても住みやすい社会にするためには、障害者から発信することでお互いが納得出来るモデルを作って行きたいと思います。』

「十勝の活性化を考える会」会員