国立環境研究所の五箇公一氏が、動画“自然からの警告”で次のようなことを言っていた。
『地球はいま、森林火災・大雨などを引き起こしている原因の地球温暖化によって、動植物の「生息地の破壊」、「乱獲」、「汚染」による史上最大の自然破壊にあり、100万種の動植物が絶滅危機にある。
だから、これからはグローバリズムではなく地産地消に心がけ、持続的な開発目標であるSDGs(エスディージーズ)に取り組むことが重要である。』と語っていた。
この動画をみて数千年後には、この地球から人間がいなくなり、強い動植物だけが生き残っていくのではないだろうかと心配した。
そうしないために自然界の動植物との共生を図り、本気でSDGsに取り組むべく危機感を持つ必要がある。そしてお互いが意識共有を図り、出来ることから実施するのが大切ではないかと思う。
レミングというネズミは、周期的に異常発生し食料を求めて大群となり、ある時になって大量に死ぬそうである。人類も人口が増え続けているが、いつか大量に死ぬ時がくるのであろうか。
ところで、ユニセフ(国連児童基金)の2019年報告書によると、世界には約8億の飢餓人口がいるそうである。日本では我が子に食事を与えず幼児を死なせた母親もいるが、世界には家族全員が飢餓に陥っている国もあるということである。
また国連では、アフリカを中心に食料を食べ尽くすバッタが異常発生し警告しているが、世界中に「新型コロナウイルス」も増え続けて、収束の目途は立っていない。
一方、日本の食料自給率(エネルギーベース)は、戦後直後の1946年度(昭和21年度)は88%であったが、コメの減反や食事の変化などもあって、平成30年度は約37%と減り続けている。
五箇公一氏ではないは、コメでもパンにしてもどちらでも構わないので、「地産地消」に取り組み、食料自給率を上げて「新型コロナ禍」を克服してほしい。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) SDGs(エスディージーズ)
SDGs(持続可能な開発目標)とは、“2030年までに達成すべき17の目標” で、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。
【17項目】
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- 全ての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダ―平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
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