2020年7月28日付け北海道新聞(19面)の教育欄に、信州大学特任准教授の記事が載っていた。
『東大法学部卒業、財務官僚、弁護士━。そんな華麗な肩書でテレビの情報番組でのコメンターターなどを務めているが、札幌で過ごした幼少期は周りに顔色をうかがう子どもだったという。 (以下は、本人の弁です)
(中略)
今年の受験生は気の毒だと思います。受験は小さなことでも、とても不安になる。私立高校の方が勉強が進んでいるんじゃないか、お金がある人は塾の個別指導をオンラインで受けているんじゃないか━。
それでも、いろいろな情報に振り回されるより、淡々と教科書に向かう方がずっといい。私は自分のペンだこを触って、「これだけ勉強したんだから、私を落とすなら試験の方が悪い」と思っていました。でも不安なことを気にしないのも難しい。そういう時は一度、飽きるまで気にしてから「じゃ勉強しよう」と切り替えていました。
中高生には「向上心」という言葉を贈る。自分も今年3月に東大大学院で博士号を取得し、信州大特任准教授に就任。米国家族法を中心に研究者としての道を歩み始めた。
自分が努力して手に入れたものに価値があると思っています。小さな目標を立てて一歩ずつ進んでいけば、それが積み重なって将来ができあがる。
私も20代に交じって大学院で勉強するのは恥ずかしいという思いもありました。でも恥の多い人生は、挑戦が多い人生です。それに恥をかき続ければ、前の恥なんて忘れちゃう。
私に人生の前半は暗くて嫌な感じでしたが、黄金期は後になった方がいい。いま自分がイケていないと思う人も、立ち止まらなければすごいチャンスが待っています。(聞き手 鈴木誠)』
この記事を読んで、次のように思った。人は一見華麗に見えるような人生を歩んだ人でも、大変苦労したのだなと思った。山口真由 信州大学准教授やギョギョで有名な「さかな君」も中学生時代にイジメにあっているが、そうであるからこそ虐められた人の気持ちが分かるのだと思った。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 山口真由
山口 真由は、日本の弁護士、ニューヨーク州弁護士、信州大学特任准教授。元財務官僚。
札幌市に生まれ、両親と妹は医師である。札幌市立真駒内中学校卒業。筑波大学附属高等学校で学び、東京大学法学部を卒業した。大学在学中は、男子ラクロス部でマネージャーを務め、履修科目は全ての評価が優で、3年次に旧司法試験合格し、4年次に「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け、2006年3月に首席で卒業した。2020年信州大学特任准教授就任。
経歴
- 2002年- 筑波大学附属高等学校卒業。
- 2002年 - 東京大学教養学部文科Ⅰ類に入学。
- 2004年- 3年次に司法試験に合格。
- 2005年- 4年次に国家公務員採用Ⅰ種試験(法律)合格。
- 2006年- 東京大学法学部を首席で卒業。平成17年度東京大学総長賞(学業)を受賞。
- 2006年 - 財務省入省、主税局配属。
- 2008年- 財務省を依願退官。
- 2020年 4月 - 信州大学先鋭領域融合研究群社会基盤研究所 特任准教授
著作
- 『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』(扶桑社、2014年1月)
- 『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(PHP研究所、2014年7月)
- 『図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』(扶桑社、2014年8月)
- 『努力が99%報われる25のヒント』(小学館、2015年6月)
- 『いいエリート、わるいエリート』 (新潮新書、2015年7月)
出演番組
- 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日、2018年10月 - )月曜コメンテーター[14]
- 『チャント!』(CBCテレビ)木曜(隔週)コメンテーター
- 『ミント!』(毎日放送)金曜(月1回)→木曜(隔週)コメンテーター
- 『報道ステーション SUNDAY』(テレビ朝日)不定期
- 『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)
- 『ゴゴスマ』(CBCテレビ)月曜・木曜コメンテーター
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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