28年前の話になるが、フィリピン「ピナツボ山」が大噴火し千人以上が死亡し、世界の気候に異変が生じたと言われる。
そして今年、「地球の肺」と言われるアマゾン川流域に火事が発生し、今も火事は飛び火しているそうである。
火事は、ピナツボ山の大噴火と比べて数十倍の規模で、世界の気候への影響が懸念される。
私は科学者でないが、「地球温暖化」に少なからず影響を与えることになると思う。
アマゾンの火事は、そのぐらい人類にとって大問題と思っている。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) アマゾン熱帯雨林
アマゾン熱帯雨林とは、南アメリカ大陸アマゾン川流域に大きく広がる、世界最大面積を誇る熱帯雨林である。2019年の大火事で10%の面積を焼失したとされる。
面積は約550万平方kmとアマゾン盆地(約700万平方km)の大部分を占め、地球上の熱帯雨林の半分に相当する。省略してアマゾンとも呼ばれる。7カ国が含まれ、60%はブラジルにある。
生物多様性に富み、ブラジル政府は専門の研究機関である国立アマゾン研究所(INPA)を設置している。
植物はエネルギーを得るために二酸化炭素を利用して光合成を行い、炭素を固定するとともに酸素を放出、あるいは呼吸によって酸素を消費しているが、アマゾンは二酸化炭素を吸い込んでいる(炭素固定している)量がとても多いため「地球の肺(lungs of the Earth)」とも呼ばれる。「地球の酸素の1/3を供給する」とする説もあるが、これは間違いであり、実際にはアマゾンの熱帯雨林は極相状態にあり、若い樹木と比べて効率の悪い葉と酸素を大量に消費する巨大に育った幹の存在、有機物を分解する過程で酸素を消費する土壌の微生物によって、酸素や二酸化炭素の消費と放出が均衡しているため、開発によって樹木や土壌に固定された炭素を大気中に放出しない限りは、大気成分に影響を与えない。この説は、アマゾン研究の第一人者にインタビューを行ったジャーナリストの勝手な誤解が広まったと言われる。オックスフォード大学環境変動研究所のヤドビンダー・マルヒ教授の試算では、アマゾン熱帯雨林は陸上で生産される酸素の16%を生産し、同じ量の酸素を消費している。
アマゾン熱帯雨林はまっすぐに伸びた豊富な樹種が林立しているにもかかわらず、林床部が貧弱である特異な特色を持つ。 哺乳類としてはオポッサム、ナマケモノ、アルマジロ、ホエザル、クモザル、マーモセット、タマリン、カピバラ、パカ、アグーチ、キノボリネズミ、キンカジュー、オリンゴ、チスイコウモリ、シロコウモリ、マナティー、カワイルカ、ジャガー、オセロット、バク、ペッカリー、マザマジカなど変化に富んだ多数の種類が生息している。ただし、他地域に比べると大型哺乳類の種類も個体数も少ないという特色がある。
鳥類はさらに多く、オウム、ハチドリ、オオハシ、ホウカンチョウなどを代表として鮮やかな色彩の羽毛を持つ種が多数見られる[6]。爬虫類はカイマンやアナコンダが一般に知られているが、個体数としてはカワガメが最も多い[6]。魚類はピラニア、デンキウナギ、ピラルクなどが良く知られているほか、500種を超えるナマズ目が生息している。
昆虫は現在でも新種が次々と発見される状況にあるほど豊富である。
環境破壊
熱帯雨林は1967年頃に比べて20%消失した。 2006年の国際連合食糧農業機関(FAO)の報告では、伐採された森林の70%が放牧地へと転換されている。また中国での中流階級の台頭と、ヨーロッパで発生した狂牛病への対策として畜産飼料が大豆餌に切り替えられたことによる需要の増大によって、大豆畑も増加している[10]。このため、2006年には環境保護団体のグリーンピース (NGO)とマクドナルドなどの食品業者が、カーギル社などの穀物の主要取引会社に対し、アマゾンの転換畑で生産された大豆を2年間買わないようにとの交渉を行い、合意された[11]。
世界自然保護基金(WWF)は、2030年までに、最大でアマゾン熱帯雨林の60%が破壊され、この影響で二酸化炭素の排出量が555億トンから969億トンに増える可能性があることを報告した。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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