「雨にも負けず」を書いた宮沢賢治は、解離性障害という障害を抱えていました。逆に言えば、障害を抱えていたからこそ「雨にも負けず」という詩が書けたと思っています。これらの原因が医学では、「解離」という脳の働きにあることが明らかになっています。
宮沢賢治の作品には不思議で幻想的な表現が満ちており、解離の症状と似ています。だから、宮沢賢治の幻想的な世界は、彼が実際に見た空想世界を、解離によって描いたものである可能性が高いと思います。解離性障害とは、かつてヒステリーと呼ばれた神経症の一種です。うつ病や統合失調症にも、解離性に似た病症はありますが解離性障害は出てきません。
ところが、強いストレスや自分自身で解決できない問題に直面したり、耐え難い人間関係に悩まされると意識や人格面での統一性が一時的に失われます。これを解離と呼びます。
私は宮沢賢治のような解離性障害だとは思いませんが、柴山雅俊著“解離性障害”を読むと、交通事故などの外的障害が引き金になるとも書かれていましたので、脳出血の時に頭蓋骨を割っているので、解離性障害を含むアスペルガー症候群だと思っています。 このアスペルガー症候群のことですが、自分の周りにもこの障害を持っている人がいて、意外と多いのに驚きます。
アスペルガー症候群は、コミュニケーションの質的障害、興味や活動の偏りなどの共通の類似点として持っています。知的障害および言語障害を伴わないことを言うそうで、知的レベルが正常であり、ちょっと変わった人程度に認識されることもあります。
アスペルガー症候群の特徴では、「こだわりの強さ」があるとも言われます。また、アスペルガー症候群の人は特定のものに執着するそうです。私の場合はハイテンションで、認知症専門病院から躁(そう)を抑える薬をもらって飲んでいますので、“うつ”ではなく“そう”です。“解離性障害”にも言えますが、この言葉を知ったのはアスペルガー障害について調べていくうちに分かったもので、病気を理解するためにはその病気に関する知識を増やすことが必要で、自分の体は、自分で守らなければいけないと思います。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 詩 “雨にも負けず”
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだを持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の蔭の
小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい
(情報元:yahoo検索)
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