テレビ“モーニングショウ”で、玉川徹氏が「十勝は北海道で最も北海道らしい。」と絶賛していた。 「十勝の活性化を考える会」元会長としては、うれしい限りである。そして、青森・東京・横浜・岐阜・大阪などに住んだ者としても、同様に思っている。その理由は次のようなものである。
①“十勝晴れ”というだけあって、天気が良いこと
②“フードバレー”というだけあって農産物に糖分が高く、大変あまいこと
③日本の食糧基地であることなど
人口約34万人の十勝は、民間団体「晩成社」などの団体を組んで入植したところで人とのつながりが強い。十勝の寒さは厳しく、お互いに助け合って生きようとする開拓者魂が培われたのである。
そのため、地元一丸となって発展しようとする「十勝モンロー主義」という言葉が生まれたのだろう。地元への愛着や結束力の強さから、十勝以外から来た人や企業にとっては、起業や商売が難しい地域と揶揄されることもあるが、農業国でありながら革新政党が強く反骨精神が培われてきたのである。
明治30年頃から本格的に十勝の開拓がはじまったが、富山県人と岐阜県人の入植者が4割以上も占めている。その理由は、①濃尾地震や土地が狭いなどの土地事情から十勝への入植が積極的であったこと、②肥沃な土地のことを入植した人々から既に伝わっていたのだろう。十勝は、日本の7番目を誇る岐阜県と同じ面積で大きいのである。
地元出身の文筆家が、「変な田舎、十勝!」で地元新聞に投稿していた。投稿者も長らく東京に住んでいて、2年前にUターンしてきたらしい。私が利用しているデイサービスの女性介護士(24)も、昨年、大阪からUターンしてきた。二人とも、十勝は良い所と言っていた。何が良かったかと聞いたら、優しい人が多いとの言葉が返ってきた。都会人は生きるのが大変だから、一見冷たくなるのだろう。
なお、2月22日の帯広市の最低気温はマイナス20度で寒かった。今、新型コロナ禍による“ソーシャルディスタンス”がとられ、人との距離が遠くなりつつあるが、人間は繋がることで大きな力を発揮し、コロナウイルスの撲滅が可能となるだろう。
日本は、今のような緊急事態の時には一致団結しなければならず、その力量が世界中から注目されている。世界中の人々から、「日本人はまとまりも良く、日本はやっぱり別格の国だ。」と言われるようにしたいものである。なお、下の写真は、2月22日付の我が家で、十勝晴れが分かるだろう。
「十勝の活性化を考える会」会員
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