十勝の活性化を考える会

     
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スケート王国“十勝”

2023-03-18 05:00:00 | 投稿

 

十勝は、スケート王国である。古くは、長野オリンピックのスピード競技500mでの清水宏保選手、韓国のインチョンオリンピック団体パシュートで高木姉妹が、北京オリンピックでは、高木美帆選手などが活躍した。高校選手権では、十勝の白樺学園高校スケート部が男女とも優勝した。

同校スケート部は、全道各地から優秀な選手が集まるようで、息子の友人の嫁さんも同校のスケート部であった。同校卒業生でオリンピアンでもあった川原正行監督(67)は、2021年4月、スケート少年団をクラブチームに衣替えした。保護者の負担を軽減することで、子供たちのスケート離れを防ぐことが狙いである。

ソチオリンピアンの辻麻希さんが、昨年、同クラブのコーチに加わり6人態勢になった。スケートするにもお金が必要である。選手を資金面で支えようと、今季は地元企業4社からの支援もあった。

費用負担を理由に引退に追い込まれる選手を救おうと、「所属企業を無くし困っている選手がいる」ということを聞きつけたT企業の社長が同選手を雇用、その選手がインチョンオリンピックにも出場、会社が盛り上がったのは言うまでもない。

こうした地元企業の熱意が、未来のオリンピアンを育むのである。スピードスケートは十勝に根付いたスポーツだから、続けられる環境作りが大切である。札幌オリンピックの開催が決定すれば、スピードスケート会場となる“明治十勝オーバル”が白樺高校のすぐとなりにある。ここでは、高木美帆選手や未来のオリンピアンが練習に余念がないのである。

「十勝の活性化を考える会」会員


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