うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

ナラ枯れ:都会のオアシスにも

2021-09-12 21:00:00 | 自然

今日はちょっと東京の西部、吉祥寺に。

人気の街、住みたい街ランキング常に上位にあがる人気エリア。

ちょっと関係ある街で年に何度も行かなければならない。

吉祥寺駅の南には井の頭公園。池にはボートも浮かんで気持ちが良い。

都会のオアシスとして散策やランニングでいつも賑わっている。

マスクして走るのはつらそうだが・・

 

そんな人気の公園にあるグランド近くの大木が枯れている。

 

これはたぶん、ナラ枯れ病というやつらしい。

日本中、あちらこちらで問題となっていると聞く。

近づいてみると幹の周囲が白い粉、木くずが一面に広がっている。

 

太いブナ科の木に、ナラ菌をもったカシノナガキクイムシやってきて、フェロモンを発してたくさんの仲間を集めるという。

キクイムシについた菌の作用であっという間に枯れてしまうらしい。

幹には小さな穴があちらこちらに見られる。

3mmから5mmくらいの穴は、ここから虫が羽化して飛び立ったのだろう。

それにしても、すごい数の穴と木くず。

 

太い木ほどキクイムシを集めるらしい。

昔は薪や炭を利用するため、人里のナラの木は大木にならなかった。

今は公園の緑として大きな木は特に大切にされている。

大木の木陰は気持ちがいいもの。しかし、そんな木ほど狙われる。

里山の大木も枯れるというので、都市化の影響ではないのだろう。

自然のサイクルなのだろうか。

温暖化の影響とかもあるのだろうか。

自然は人の都合をきかない。

せっかく都会のオアシスになりつつあったのに、

思うような公園にはそう簡単にはならないということか。

 

 

ではまた、ぶらり。

 

 

コメント
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