茨城県つくば市の中心にあるさくら交通公園。
前回の東名高速バス第1号の近くに蒸気機関車が静態保存されている。
車体番号D51の70。昭和12年製造。87年前に日立製作所で製造。
山陽本線で活躍後は戦後北海道に移され、道内を昭和50年まで走ったという。
走行距離は288万キロ。地球72周も走り通した蒸気機関車だ。
トーマスもびっくりだろう。
だいぶ文字が薄くなってしまった看板がちょっと寂しい。
機関車の運転席はのぞけるようになっている。
いたずらされてみじめな状態で展示された機関車がおおいが、これはきれいな状態なのでうれしい。
茨城県なら真岡鉄道でSLイベントが行われる。
が、温暖化で猛暑が続く昨今、石炭で動かすなんて想像をこえる過酷な作業だろう。
また運転席から見る窓もとても小さい。
横の窓から顔をだすとしても、視界はあまり効かないと思われる。
屋根があるので錆は少なく良い状態に見える。
新聞に、鳥取県の若桜鉄道で静態保存されていたのを解体修理し、エアコンプレッサーで動かせるようにしたという記事が載っていた。
石炭で動かすと維持管理に多額の費用がかかるが、圧縮空気だとかなり安価になるそうだ。
この機関車もぜひ動かしてほしいと思う。
ではまた、ぶらり。
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