ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

乳牛と和牛。

2012-01-26 06:38:51 | 日記
NO-65
強制避難区域の富岡町では今、松村直登とともに宇宙科学研究所の山下博士と長谷川博士の2人が、放射能減熔システムの機械の設置後の昨日も機械の稼働の検証のために、富岡町に入ってくれている。

TVでおなじみの浪江町のダッシュ村の機械設置は雪が40cmも積り、車で入ることが出来ないため少し遅れると松村は言った。

両博士も都会の人だから、福島の雪を知らないみたいで、「博士!これだけ降ったら上からも下からの道も行けねえよ!」と松村は博士たちに言ったようだが、博士たちはそこまで行って「やっぱり、断念しました。」と帰って来たらしい。

40cmの雪なんて見たことはあっても一面銀世界で、強制避難区域だから除雪車も走らずそのままだから、博士たちには行ってみたいところなのかも知れない。

都会では40cmも積もることないもんね。僕も知ってるけど、山下博士は子供の探究心を持っている博士で見た目もかなり若い!松村の方がずっと年下なのだが博士の方が若く見える。

写真が宇宙科学研究所の山下博士です。

とにかく放射能減熔の研究が始まった。ここまで来るまでに色々あったけど、松村直登の「牛を助けたい!」の強い気持ちが回りの人に伝わって、この研究でようやく日の目を見れそうだ。

去年の6月に松村が撮影した元気な子牛

僕たちの町の牛は和牛が多く、他の町の牛は乳牛が多かったと思う。飼育の性質上放し飼いに出来ず、泣く泣く殺処分に判を押さざるを得なかった乳牛を育てていた畜産農家の人の苦しみが僕にも分かる。

強制避難命令が去年の4月22日に出され家にも帰れずに立ち入ることも出来ず、許可を取らずに家に戻ったら逮捕されてしまうのだから、この悔しさをどこにぶつければ良いのか?あの頃の僕はいつも憤慨していた。

一時立ち入りの時にであった牛

自分の子供のように可愛がって育ててきた牛を「餓死させるなら安楽死をさせたい。」と、この際まで追い込まれた乳牛を育てて来た農家の人のことを考えると今でも辛くなる。富岡町の畜産農家の人たちは、和牛だから放し飼いに出来た。

秋の日の牛の群れ

それで、和牛たちは生き延びたから良かったと思っていたら、今度は牛の糞の問題や食糧や塩を求めて住居、納屋などへの侵入が出始め、さもその責任が畜産農家のせいにされている。

自分の子供のように育ててきた牛を、殺したいなんて思っている農家はいないんだぞ!こんな問題は初めから動物の世話だけには許可を出せば起きなかったのだ。

隣町の乳牛農家の人たちは、放し飼いも出来ない乳牛をどんな思いで見ていただろうか?本当に辛く、牛に申し訳ないと・・・・僕はその悔しさを痛いほど分かるから、この研究に賭ける松村直登と協力して頂いた博士には、どうしても牛を助ける道筋を作ってもらいたい。

僕らは、牛のための電気柵代や餌代や水代を広くご支援を頂けるようにこれからも募金のお願いをし、またボランティアで牛の管理を手伝ってくださる人を募集して早く行政と畜産農家の調整を図り、牛たちも安心して生きられるようにしたい。全国のみなさん、これからもどうかご支援下さいますようお願いいたします。



コメント (3)
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