井戸のある部屋
井戸の蓋は少し傷んだいて
おくの窓は暗く
右側の壁は傷み、それを隠すように板が立てかけられ暗かった。
不要なものもたくさん置いてあり
私は昔祖母から
井戸のあるところは清浄の気がなくてはならないと言われていて
この水脈は龍神様がおわしますと感じたので
気になっていました。
ずーっと何かを感じていた。
霊感とかないけど
それでもそこに何らかの雰囲気を感じていたので
私は大工さんにポツリと
ここの暗いのだけは悲しい
と呟いた。
聞いておられたのと
家主さんが元々ここをきれいにしてくださる予定だったので
今日写真送られてきたとき
私は声が出そうになりました。
明るくなり
美しくなってます。
奥はサッシになり
明るくなり
右側の気になってたところは
美しい壁になってました。
私はすごくすごく気になってましたから
飛び上がるくらい嬉しくて。
もちろんここには何も置きません。
ただ時々お榊とか
塩も盛り
お酒を供えて感謝の、お参りをします。
祖母が昔していたように。
京都であれ、当地であれ
変わることはない。
美しくしたいです。
井戸のあるところは特に美しく。
龍神さんがおわします。
祖母から教えられたことは必ず守る。
それが大切。
「そうしいひんかったら、仕事なんぞできしまへん。整わんとこで仕事も、なんにもできんのや。」
おばあちゃんが言っている。(笑)
裏の隣家の銀杏の木が
私には水の気が、とても強く感じられるため
あまり良くないと感じるけど
お隣なの木なのでどうしょうもない。
こちらに伸びた枝は払ってもいいですかと許可をもらいたいですね。
多分許可してくださいます。
この前お会いしたから。(笑)
これも祖母が言ったことが気になりました。
銀杏は人家にあまり植えてはならない
と言いました。
神社とか水の気を必要とする場合はいいと。
火の気の、強いところならいいと。
この裏は水脈が流れているので元々水の気が強く感じられる場所なので
ここの銀杏は少々くたびれています。
水の気が多すぎるのだ。
横のうちの敷地のかぼすがいつも銀杏の木を気の毒そうに見上げています。
せめてあのかぼすの、周りを美しく整えて銀杏の負担を減らしてあげたい。
彼(銀杏)はきっと
息苦しい。
あれは雄の木です。(と感じる)
台所の窓にまで枝が伸びてきてますが
あれは切らせてもらいたい。
水の気が多いと
要らぬ虫が来るし
湿気を呼ぶ。
勝手にそんなことを言うけど
木は話しますから。
木にも陽と陰がある気がするのです。
その土地に合う木
必要な木がある。
でも
本当に嬉しくなりました。
風のあとりえは
段々と明るい気が入ります。
陽を、呼ぶように考えています。
母屋から工房に繋がるあのお部屋が唯一まだ陰がある。
あそこを画期的に明るくしないと
家中の陰が集まる気がします。
あそこでゆっくり眠りたいなと思えるくらいの
開かれた陽気を入れたいと考えています。
がんばろう。
私は別に宗教とか、占いとかじゃなくて(笑)
祖母が物には全て陰陽があるんだよと言われましたから
それを守ろうとしています。
それだけ。
その場で感じるものがあれば
それは気になるところなので
そこを改めればいいということを
祖母は教えてくれました。
生粋の京都人。
明治の祖母の教えてくれたことは
たとえどこで暮らすとしても滞在するとしても
祖母の教えてくれたことは役立ちますね。
感覚を研ぎ澄ます
それが一番大切だと言われてきました。