夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

明るい気

2022-07-27 17:19:37 | つれづれ


井戸のある部屋

井戸の蓋は少し傷んだいて

おくの窓は暗く

右側の壁は傷み、それを隠すように板が立てかけられ暗かった。

不要なものもたくさん置いてあり

私は昔祖母から

井戸のあるところは清浄の気がなくてはならないと言われていて

この水脈は龍神様がおわしますと感じたので

気になっていました。

ずーっと何かを感じていた。

霊感とかないけど

それでもそこに何らかの雰囲気を感じていたので

私は大工さんにポツリと

ここの暗いのだけは悲しい

と呟いた。

聞いておられたのと

家主さんが元々ここをきれいにしてくださる予定だったので

今日写真送られてきたとき

私は声が出そうになりました。

明るくなり

美しくなってます。

奥はサッシになり

明るくなり

右側の気になってたところは

美しい壁になってました。

私はすごくすごく気になってましたから

飛び上がるくらい嬉しくて。

もちろんここには何も置きません。

ただ時々お榊とか

塩も盛り

お酒を供えて感謝の、お参りをします。

祖母が昔していたように。

京都であれ、当地であれ

変わることはない。

美しくしたいです。

井戸のあるところは特に美しく。

龍神さんがおわします。

祖母から教えられたことは必ず守る。

それが大切。

「そうしいひんかったら、仕事なんぞできしまへん。整わんとこで仕事も、なんにもできんのや。」

おばあちゃんが言っている。(笑)

裏の隣家の銀杏の木が

私には水の気が、とても強く感じられるため

あまり良くないと感じるけど

お隣なの木なのでどうしょうもない。

こちらに伸びた枝は払ってもいいですかと許可をもらいたいですね。

多分許可してくださいます。

この前お会いしたから。(笑)

これも祖母が言ったことが気になりました。

銀杏は人家にあまり植えてはならない

と言いました。

神社とか水の気を必要とする場合はいいと。

火の気の、強いところならいいと。

この裏は水脈が流れているので元々水の気が強く感じられる場所なので

ここの銀杏は少々くたびれています。

水の気が多すぎるのだ。

横のうちの敷地のかぼすがいつも銀杏の木を気の毒そうに見上げています。

せめてあのかぼすの、周りを美しく整えて銀杏の負担を減らしてあげたい。

彼(銀杏)はきっと

息苦しい。

あれは雄の木です。(と感じる)

台所の窓にまで枝が伸びてきてますが

あれは切らせてもらいたい。

水の気が多いと

要らぬ虫が来るし

湿気を呼ぶ。

勝手にそんなことを言うけど

木は話しますから。



木にも陽と陰がある気がするのです。

その土地に合う木

必要な木がある。


でも

本当に嬉しくなりました。



風のあとりえは

段々と明るい気が入ります。

陽を、呼ぶように考えています。

母屋から工房に繋がるあのお部屋が唯一まだ陰がある。

あそこを画期的に明るくしないと

家中の陰が集まる気がします。

あそこでゆっくり眠りたいなと思えるくらいの

開かれた陽気を入れたいと考えています。

がんばろう。


私は別に宗教とか、占いとかじゃなくて(笑)

祖母が物には全て陰陽があるんだよと言われましたから

それを守ろうとしています。

それだけ。


その場で感じるものがあれば

それは気になるところなので

そこを改めればいいということを

祖母は教えてくれました。



生粋の京都人。

明治の祖母の教えてくれたことは

たとえどこで暮らすとしても滞在するとしても

祖母の教えてくれたことは役立ちますね。

感覚を研ぎ澄ます

それが一番大切だと言われてきました。


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ありがたさ

2022-07-27 15:09:10 | つれづれ
色んな事を考えたり

ちょっと必死で暑い中休みなしだなとは思いながらもコツコツとしてますと

このみちゃんから電話

「今ね、光回線の工事と、要らないアンテナ撤去してもらってるよ」

そうなんだ。ありがたい。

「大工さんと左官屋さんががんばってくださってるよ。気にしてた暗かった井戸の部屋、めちゃくちゃ明るくきれいになってた。それにね、じゅんちゃんの工房、頼んだよりすごくなってる」

大工さんが電話口に出て

「穴開けてつっかえ棒立てるといってたろ?窓のところ。(笑)そんなことしなくてもサッシつけてやった。あれは余ってるのだからお金要らないから。」

ええ〜❗

しばらく無言の私に

「聞いとるか?」

涙出てきました。

それこそ

この工事はそもそも私はないと諦めてた工事。

自分でなんとかしていこうと想ってた。

それをなんとかしてくださる人がおられる幸せと

そのなんとかしてくださるのを最低限に抑えようと

自分でできることはしようと節約考えてお願いしてたのに

大工さんがサービスって。

もう私は顔がクシャクシャになりました。

人生後半に

今まででは考えたこともなかった事が起こってる。

親にもしてもらったことのないことをしてもらい

頼んだ大工さんまでもがこんなに親切で。

こんなことって奇跡だ。

長年寒い日には

床に大きな作品置いて

ほぼ腹ばいみたいに作ってた。

暗いし狭いし

色々と工夫が要るなあと考えながら。

自分の人生の中ではもうこれが限界だとずーっとずーっと想ってた。

何てことだろう。

子供の頃から夢見てた自分の空間

何か身体が震えてきました。

このみちゃんも自分のことのように喜んでくれて。

なんて人たちだろうか❗

涙が止まらなくなってきた。

泣き虫。

泣き虫。



私は

すご~い作品

作って見せる。

夢のつづきどころか

夢の膨らんだ先の

素晴らしい何かを表現していきたい。

感謝はそれでしか表せない。











コメント (4)
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深い感謝

2022-07-27 07:40:15 | つれづれ
予想もしないような

嬉しい事が起こったとき

きっと私は

「嬉しい❗」と、飛び上がり

満面の笑顔で喜びを爆発するのだろうなあと想っていました。



ある信じられないくらいのことが起こったとき

私は呆然として

どんな顔をしたらいいのかわからない自分がいることに気づきました。

嫌だなあ。

何で無邪気に喜ばないのだろう?

何で固まる?

心の中は破裂しそうなくらい飛び上がるくらい嬉しいのに。

どうして平常な顔をして声を抑えて冷静なのだろう?と。

それはきっと

あまりの大喜びをすると

その嬉しいことは夢のように目が覚めて

目の前から消えてしまうかも知れない。

夢だったのだ

と言う目覚めて消えてしまう恐怖からかもしれない(笑)

素直でないなあ。

どう感謝を伝えていいのかわからない自分が困ったものだと想います。

でも

創作の世界で

そんな感謝は爆発する気がします。

本当に可愛げのない自分だ。

でも

そんな嬉しいことがあるときは

今度は自分も

そんな人になりたい

そう強く想えるようになります。




いつか

自分の気持ちを

心の底からの笑顔で

弾けるような言葉で

伝えられる人になりたいな。

わあ、嬉しい❗ありがとうございます❗

なんて嬉しい❗

って。

飛び上がって❗

弾けるような笑顔で。

そんな私になりたいな。



心細いとき

不安なとき

突っ張って突っ張って

思い切り憎たらしくなって

何でもしてやる❗って強く想い

自分をそのように持っていくことが生きることだと想っていた時期があります。

心配で不安なことも誰しもありますね。



でも、今聞く言葉は今までの人生で聞いたことのない言葉で

戸惑うことも多かった。



色んな人のあたたかさや優しさに触れたなら

心底自分もそのようにありたいなと想う。

そんな事を想えるようにしてくださったのは

これまでの色んな人のおかげです。



嬉しいとき

顔が引きつり

うまく喜べない自分を

思い切り子供みたいに

嬉しい❗って言えるような人に

変えていきたいです。

少しずつ

私はおるごーるを通して変わってきました。

心に血が通い

あたたかく鼓動し

おるごーるのお陰で人生が変わってきた気がします。

無謀にも

私の天職❗って

おるごーる作りたいって想ったこと

息子の病気とかで余裕も何もなかった時に

音色を聴いて初めて涙が出ました。

心を溶かすようなリュージュのおるごーるの音色は

今でも私の宝物です。

あのときがんばって72弁を買い

子どもたちにも聴かせました。

興味を示してくれたかどうかは別として。(笑)

あの

小鳥のさえずりのような音色は

確かに私の人生を変えたんです。

それなら

木が歌うようなおるごーる作りたい

最初作ったおるごーる1つ

まだ手元にあります。

下手くそで。素朴で。

でも愛に満ちたおるごーる。

そのおるごーるは

新工房のサロンに置きたい。

初心忘れないように。

あんなに下手くそで安い木を使って作ったおるごーる

今から想えば

よく高島屋さんや大丸さんや伊勢丹さんが来られて

うちで出しませんか?って来られたなあと

何だか冷や汗出ます。(笑)

素材もまだまだ。

技術も下手くそ。

でもその時バイヤーさんが言われた言葉を私は今でも覚えてる。

「何だかね、見てると笑えてくるんですよ。何でだろうなあ?」

そんな理由で置いてくださった。

想いは

宿るものだとふと想いました。

それから数十年。

やめなかったということだけが

私の勲章かもしれません。



素朴な優しいおるごーる

これからも作っていきたいです。








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