工房の大型の糸鋸やら旋盤、様々な工作機械を
今の工房から移動するのを
当地の方にお願いしてます。
それがうまくいくかなあとドキドキ。
そんな事を考えたら夜中とびおきてしまい眠れず
しかも
そんなときに限って
面白い発想が、映像みたいに出てきて
なんでこんな夜中に?ってなる。
少しずつ身の回りの不要品を処分して
徐々に身軽になってる私ですが。
処分するほどの大げさなものもないなあと改めて想えるくらい。
案外持ってるもの少ないのだなと想います。
時々
何が心を雑然とさせるのかを想い
整理して。
子供の頃から
頑固だなと
強がりばっかりだったなあと笑えます。
どんなことでも、できるようになるまで帰ってくるなという言いつけを守って
外で問題は解決してから家には持ち込むなと言われ育ってきましたから
家というものはそれほど居心地のいいものでもないのだなと漠然と想っていました。
でも大人になると
私のいるところは
あたたかくて包容力のある優しい場所にしたい
そんなふうに強く想いました。
人が立ち寄ると心があたたかくなるような
そんな場所を作りたい。
子育ての中そんな事をいつもいつも考えた。
みんな大人になるとさて
今度は自分自身の居場所づくり。
案外母親というものは自分自身の居場所が作りにくいのかなとか想ったけどそうじゃなくて
勝手にそう想ってただけかなぁ。
風のあとりえはそんなあたたかで優しい場所にしたいんです。
いつか発信の場としてのゆのんの小さなおるごーる館みたいなの建てたいという
面白い実現できるかどうかわからないようなめあてが
最近ニョキニョキ出てきましたけど
横に次男のチョコレートショップがあるおるごーる館って素敵だわ。(笑)
と、勝手に次男のお店引っ張ると叱られるな。(笑)彼は彼の計画もあるでしょう。
ジャパンケーキショーに一緒に行ってた先輩が独立されお店持たれるようです。
彼もいつかは店を持ちたいのだろう。
しかし私は関係ないという。
自分で何でもする人なので見守るだけ。
そんな普通な自分と
反対側にはちょっと違う自分がいます。
ところでいつも私は突拍子もない事を考えます。(笑)
小さなおるごーる館はなぜかイメージはもうあって
そんな建物建てるつもりで心はいる。
え?
計画とか資金繰りとか
そんな事を考えてるわけじゃなく
ただイメージだけ。(笑)
夢見る少女じゃあるまいし。(笑)
でも
そんな事を想像するのも楽しいことだ。
できるとかできないとか別で。
そんな楽しい想像をしながら
毎日毎日地味~に作品作りに精を出してるわけです。😀
子供の頃
ある画家さんが私に
「思いっきり強く念じてご覧。そしたらなんとかなるもんだ」
とよく言いました。
その人は父方の親戚で、私はちょっと怖かった。
気味が悪い。そんな失礼なこと想ってた。
いつもチョコベビーとかアポロチョコをくれた。
念じるってなんだろう?
ある意味鬼気迫るような気のある人で
そこの娘さんたちは私より少し年上で
市立芸大出て美術教師になられた。
妹さんは精神的な病で途中挫折され
それも私にとっては怖かった。
私が父の作ってくれた画板をいつも引きずり
その辺のボール紙みたいなものをつけてクレパスで絵を描いてると
いつもその人はふらっと来て怖かった。
私はそのおじさんの描く絵は
好きではなかった。(笑)
よくスケッチくれたけど
押し入れの奥に押し込んで隠した。
なぜ隠したのかわからない。
とにかく怖いおじさんだった。
笑ってるけど笑ってないみたいな。
去年ふらっとその、娘さん(又従姉)がやってこられて
個展するのよとはがき渡された。
独特の抽象画で面白かった。
習作を繰り返すように必死で作ってるのは
周りのそんな才能みたいな
センスみたいななにかに触れるたび
自分が陳腐に見える瞬間があったから。
自分にはそのような天性の才能がないなと。
怖くて怖くて作ることに没頭。
最近はちょっと違って
一つ脱皮したい
一つでいいから脱ぎ捨てたい
そんなことを必死でもがきながら考えてる。
才能あふれる方々は多いし
私は自分のことが一番よくわからない。
だから
作っていないと不安なのです。
やたらと作るねと言われるけれど
次から次へと作っていないと
生きている実感がない。
私の居場所。
これが居場所。
夜中に浮かんできた映像はまたオールカラーで動いてた。
今までにない世界でした。
これ作ろう。
2時半から眠れなくなりました(笑)
どうやって作るんだろう?
結構繊細だ。
ケヤキの7ミリくらいの厚さの板要るなあと。
けやきとか栃とか、あと山桜。
ウォールナッツの7ミリくらいなのも。
楠とかはこれには使えない。
土台は栓とか楠は最高だけど細工物は強度足りないしもたない。
この重なりはどうしたらできるのかなとか
複雑な構成にやや滅入りながらも
出てきたイメージはやってみなきゃなるまいと想う。
私にとって木は絵の具と同列の素材で
私は中学生の頃美術の先生に
絵の具を立体的に硬化させるにはどうすればいいか聞いたことがあります。
飛び出したかった。
その頃使ったのは針金とか木片とかカシュー。
酔った。溶剤の匂いにダメになりそうだった。
幻想的な世界を描きたいけど物足りないと無茶を言った。
水瓶から水が溢れてくるような
空に初めて飛び立つ鳥の雛のような
そんなイメージ伝えたけど
できなかった。
うまくいかなくてぐちゃぐちゃに壊して捨てたりした。
部屋は画材だらけになった。
母はそんな私を見て不安になると叱ったものです。
最近そんな頃思いついた様々なことが蘇るときがある。
今なのかな。と、想う。
醸成されたような思考が蘇るときは
それを試すときかなと。
子供だった頃にはわからなかったこと
今ならできそうな。
新鮮な発想を引き出しから出してきて
今の自分ならばどうするか?
そんな試行錯誤を24時間繰り返しているような気がします。
まだ何一つできてない。
なんにもできてない。
叫びたいくらい。
あそこでなら
作れそうな気がした。
波の音が聞こえる。
あの、波の音を聞いたとき
今までの私の中にはなかったエレメントが
一つ飛び込んできた気がしたから。
作らせてほしい
作らせてほしい
作らせてほしい
そんな念仏みたいな想いが繰り返し繰り返しあるので
毎日毎日とにかく作るしかない気がします。
変なの。
でもまあ
やって見る。
想いをそのまんま出すときが来たのかな。
この前波に近づき
ずーっと波の音を聞きながら
揺れるような感覚。
私は船がゆっくり揺れるあの感覚がたまらなく好きだ。
底知れぬ不安定さと
波の音と。
あんな感覚を得たのなら
できるかもしれないなあと
何となく想います。
やってみよう。