無理が通れば・・・

「無理が通れば　道理が引っ込む」
「血は水よりも濃い」
とはよく言ったものだ。　母の兄弟を見てると実感する事が多い。

　療養中の叔父には、兄がいる。　長男に当たる兄が居ながら、次男の叔父が祖母の最後を看取った。
それなのに、いざ葬儀と言う段になって「喪主」を巡って揉め事が。。。。。。

　私達からみれば、当然看取った叔父が喪主の筈。　何もせず、喪主だけ主張するのは可笑しいと思う。
そんな当然な事でさえ、「無理が通って道理が引っ込み」「血の繋がり」は、長男を庇う。

　どうやら母も、今血の繋がりに目が見え無くなっているらしい。　乞われるままに、どんどんと治療費を援助していると言う。
それが母の経済状態を圧迫する事が有ったら、困る人がいる。

　私達は、何も残して欲しくは無い。　しかし、老後を過ごすべく蓄えられたものが消えれば、困る人がいる。
注意したら「血の繋がりが無いから、貴方には解らない！」と一蹴されたらしい。

　血の繋がらない夫より、血の繋がった弟が大切だと言うのだろうか・・・・・・
では、弟よりも価値の低い人の為に、血の繋がった私達3人の娘は母から捨てられたのだろうか・・・・・・・・・