山村美紗さんが亡くなって10年。 節目の年とあって、何かと取り上げられる事が多い。 最近読み始めた 「龍野武者行列殺人事件」 は、山村さんが書きかけのまま亡くなった後、盟友で有る 「西村京太郎」 さんが、筆を加え書き上げた作品で有る。
西村京太郎さんと山村美紗さんの関係は、何かと取り沙汰をされる事が多かったようだ。 確かに二人の関係は、ご自分達の書いたミステリーにも負けず劣らずの謎を感じる。 「家族ぐるみ」 と評されるお二人の関係も、本当にそんな事が可能だったのだろうかと、首を傾げる部分が多い。
山村美紗さんのご主人が、 「山村 巍(たかし)」 さんという数学の教師だった人で、退職後に画家として活動されている事も余り知られてはいない。
描いているのは、奥様の美紗さんの油彩肖像画で有る。
なのに、娘さんの 「山村紅葉」 さんが、自分の父親に付いて語る事が全く無い。
第一、西村京太郎さんはテレビの取材に対し、
「僕は、初めは彼女が独身だと思って居ましたからね~」 と答えている。
しかし、現在は脳梗塞で体が不自由な西村さんの傍には、ちゃんと初老の奥様が付き添っている。
そんな、私生活もチョッピリ気に為る作品の話はこの位にして、今とっても興味の有る本が紹介されていた。
ソマリー・マム著 高梨ゆうり訳 「幼い娼婦だった私へ」 定価1600円
カンボジアの貧しい山岳民族の子ソマリーは、10歳で見知らぬ老人の養女となる。 養女とは名ばかりで、実際には 「家政婦」 12歳で、近所に住む男からレイプされ、転落が始まる。 幼くして売春を余儀なくされ、周りからの虐待にさらされながらも、自分で道を切り開いたソマリー。 やがてフランス人男性と結婚し、故郷のカンボジアで、かつての自分と同じ境遇に居る女性達の為に、NGO アフェシップ を設立し、支援センターを運営している。
彼女の著書は、同じ女性としてとても興味が有る。 日本社会には、一見関わりの無い事に見えるが、実は日本も関わっている。 日本にも、そんな人身売買で売られた女性達の受け入れ市場が存在している。 需要が有るから、市場が存在するのだ。 次に、本屋さんに立ち寄ったら、彼女の本を探してみよう。
コスモスとパンジーの寄せ植え
西村京太郎さんと山村美紗さんの関係は、何かと取り沙汰をされる事が多かったようだ。 確かに二人の関係は、ご自分達の書いたミステリーにも負けず劣らずの謎を感じる。 「家族ぐるみ」 と評されるお二人の関係も、本当にそんな事が可能だったのだろうかと、首を傾げる部分が多い。
山村美紗さんのご主人が、 「山村 巍(たかし)」 さんという数学の教師だった人で、退職後に画家として活動されている事も余り知られてはいない。
描いているのは、奥様の美紗さんの油彩肖像画で有る。
なのに、娘さんの 「山村紅葉」 さんが、自分の父親に付いて語る事が全く無い。
第一、西村京太郎さんはテレビの取材に対し、
「僕は、初めは彼女が独身だと思って居ましたからね~」 と答えている。
しかし、現在は脳梗塞で体が不自由な西村さんの傍には、ちゃんと初老の奥様が付き添っている。
そんな、私生活もチョッピリ気に為る作品の話はこの位にして、今とっても興味の有る本が紹介されていた。
ソマリー・マム著 高梨ゆうり訳 「幼い娼婦だった私へ」 定価1600円
カンボジアの貧しい山岳民族の子ソマリーは、10歳で見知らぬ老人の養女となる。 養女とは名ばかりで、実際には 「家政婦」 12歳で、近所に住む男からレイプされ、転落が始まる。 幼くして売春を余儀なくされ、周りからの虐待にさらされながらも、自分で道を切り開いたソマリー。 やがてフランス人男性と結婚し、故郷のカンボジアで、かつての自分と同じ境遇に居る女性達の為に、NGO アフェシップ を設立し、支援センターを運営している。
彼女の著書は、同じ女性としてとても興味が有る。 日本社会には、一見関わりの無い事に見えるが、実は日本も関わっている。 日本にも、そんな人身売買で売られた女性達の受け入れ市場が存在している。 需要が有るから、市場が存在するのだ。 次に、本屋さんに立ち寄ったら、彼女の本を探してみよう。
コスモスとパンジーの寄せ植え