昨日は、スランプの窯入れの日でした。
1週間前にフューズの窯入れをした作品が、どんな仕上がりになっているか、胸を躍らせながら、富山ガラス工房へと向かいました。
特に気になっていたのが、顔彩で絵付けしたものと、落焼き用クレヨンで絵付けしたものです。
さてさて、どんな仕上がりになっているか・・・。
落焼き用クレヨンの方は、バッチリでしたが、
顔彩の方は、期待はずれ。
よく見ると、絵具が盛り上がっている場所が、どうもイマイチなんです。
鉱物を絵具状にする時の混ぜ物が、ガラスの間で異物として残ったのか・・・。
やっぱり高温用のエナメルじゃないとダメなのかと、ちょっとがっかり。
編み編み模様のお皿の方は、まあ想像通りの仕上がりでした。
2枚共、かなりビビットな感じで、一体何を盛り付ければよいのか・・・。
やはり、サラダか、白いアイスクリームってところでしょうか。
まあ、スランプしてお皿の形になってから考える事にしましょう。
お正月用のめでたいお皿の方は、箸置きで色合いを確認済みだったので、予想通りの仕上がりでした。
漆塗りの用な、艶やかな美しい仕上がりです。
隣の箸置きは、以前作ったまま、スランプしないでそのままにしていたものです。
銀箔を雪の結晶の形にして入れたものです。
以前使っていた工房の電気炉では、銀箔が溶変して、仕上がりの色合いが気に入らなかったのですが、新工房が出来てから使っている電気炉は、同じようにプログラムしても、若干温度が低めになるようなので、どんな具合に仕上がるか、確認の為、今回入れてみる事にしました。
前回、スランプの窯入れをして、うまくスランピングしていなかった箸置きと、編み編み模様のテストの為の箸置きは、別の電気炉でスランプする事になりました。
こんなに広いスペースに、たった3個の箸置き。
なんだか勿体ない感じもしますが・・・。
今回はここまでの予定だったのですが、別の目的でAスキにサンドしてみたものが、事の他良い感じの仕上がりとなり、そのままスランプしたらどうなるのか確認したくなったので、これも勢いで窯入れする事にしました。
いつのも様に柏手を打って、うまいきます様にと、お願いしました。
楽しみ、楽しみ。
ガラスそのものだけを使うステンドとは違って、焼いた後の変化がどのようなものになるかによって思ったものと違う仕上がりになってしまうこともあるんですね。
でも出来上がりを想像するとわくわくするのは一緒かな。
素敵な作品がたくさん出来上がってお正月準備が着々・・・ですね。
ガラスフュージング楽しいですよ。
何より、自分で作ったお皿に、お料理やデザートを盛り付けて食べると楽しみも倍増します。
hiroroさんのステンドの作品を見て、「ステンドもいいなぁ・・・。」なんて、ちょっぴり浮気心も出てきゃいましたけど・・・。