「ウァッ!!!!!!!」
衝撃的な光景に思わず悲鳴を上げた私。
その背中には悪寒が走り、同時に、その身体には裸のまま寒風に吹かれたかのような鳥肌が立った。
私の目に飛び込んできたのは猫の腹部。
しかも、フツーの状態ではなく、薄い腹の皮と内臓はとっくにウジが喰い尽くし、そこに無数のウジがひしめき合っている状態のもの。
その気持ち悪さといったら言葉にならないくらい。
あえて言うと、「イカ飯状態」というか、「いなり寿司風」というか・・・・肋骨の丼に大盛のウジライスが盛られたような感じ。
それは、実際に音は発していなかったもののグツグツといったような異音が聞えているような錯覚を覚えるくらい迫力のある光景。
これには、さすがの特掃隊長も仰天!し、彼らが飛び掛ってくるわけでもないのに、思わず後ずさり。
ただ、私が驚いたのと同じように、ウジ達も突然の環境変異に仰天したのだろう、身体を寄せ合って球状に固まっていたところから蜘蛛の子を散らすように(蜘蛛よりはるかにノロマだが)一匹一匹が離脱。
「捕まってたまるか!」と思ったがどうか知る由もないが、何千匹?何万匹?すべてのウジが一斉に逃走をはじめた。
私に驚いているヒマはなかった。
目の前のウジは次々と逃亡を図っている。
もう「触りたくない」「気持ち悪い」などと甘えたことを言ってられる状況ではない。
一刻も早く対処しないと、多くのウジを逃してしまう。
それがわかっていても、あまりのグロテスクさに、頭は混乱し、なかなかすべきことが決断できず。
私は、肝心なことが何もできず、右往左往するばかりだった。
いくら相手がノロマでも、時間を与えれば逃げきってしまう。
しかも、地面は砂利と雑草。
彼らが隠れる場所はいくらでもあった。
更に、私一人に対してウジは無数。
追いかけるにも限界があり、この勝負、どこからどうみても私の分の方が悪かった。
続きはこちら
衝撃的な光景に思わず悲鳴を上げた私。
その背中には悪寒が走り、同時に、その身体には裸のまま寒風に吹かれたかのような鳥肌が立った。
私の目に飛び込んできたのは猫の腹部。
しかも、フツーの状態ではなく、薄い腹の皮と内臓はとっくにウジが喰い尽くし、そこに無数のウジがひしめき合っている状態のもの。
その気持ち悪さといったら言葉にならないくらい。
あえて言うと、「イカ飯状態」というか、「いなり寿司風」というか・・・・肋骨の丼に大盛のウジライスが盛られたような感じ。
それは、実際に音は発していなかったもののグツグツといったような異音が聞えているような錯覚を覚えるくらい迫力のある光景。
これには、さすがの特掃隊長も仰天!し、彼らが飛び掛ってくるわけでもないのに、思わず後ずさり。
ただ、私が驚いたのと同じように、ウジ達も突然の環境変異に仰天したのだろう、身体を寄せ合って球状に固まっていたところから蜘蛛の子を散らすように(蜘蛛よりはるかにノロマだが)一匹一匹が離脱。
「捕まってたまるか!」と思ったがどうか知る由もないが、何千匹?何万匹?すべてのウジが一斉に逃走をはじめた。
私に驚いているヒマはなかった。
目の前のウジは次々と逃亡を図っている。
もう「触りたくない」「気持ち悪い」などと甘えたことを言ってられる状況ではない。
一刻も早く対処しないと、多くのウジを逃してしまう。
それがわかっていても、あまりのグロテスクさに、頭は混乱し、なかなかすべきことが決断できず。
私は、肝心なことが何もできず、右往左往するばかりだった。
いくら相手がノロマでも、時間を与えれば逃げきってしまう。
しかも、地面は砂利と雑草。
彼らが隠れる場所はいくらでもあった。
更に、私一人に対してウジは無数。
追いかけるにも限界があり、この勝負、どこからどうみても私の分の方が悪かった。
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毎日あっという間に過ぎて行きます。
このブログも去年は更新を首を長くして待っていましたが、ちょっと見ない間に、立て続けに更新されてて、隊長も忙しく活躍されているのですね。
本当に素晴らしい文章力といいますか、いつも引き込まれます。
夜、寝る前にゆっくりブログを拝見するのが楽しみの一つです。
最近、隊長ブログは何かを一つ乗り越えたような清々しさを感じる内容です。
(でも業務内容は酸っぱくプルプルと震えてしまう感じが満載なのですが)
また産まれてくる時は男に生まれたいなんて、逃げを感じず素敵ですね!
隊長の仰るとおり、女も大変です。
華咲く時期は短いと感じてしまいがちな心を持ち、妬みや僻みと葛藤し、それでも何かしらの美しさや愛おしさを求める。ずっと次生まれる時は男で、と思っていましたが、齢40にして女であることに誇りを持てるようになりました。
私事でしたが、隊長の文章にいつも励まされています。
お身体の方をご自愛くださいね。
それこそ、聞くと見るとでは格段にキャリアとスキルを持ち合わせなければ出来ないと思いますよ。 去年、産廃屋に廃棄に行った時に何やら異臭を感じたので従業員に聞いたら、「あれ…」と指差す所には内装のゴミで何かと聞くと、「孤独死の現場解体らしいですよ」と言っていました。
幸い屋外だったのと、悪天候だったので臭気が弱まっていたのでしたが、隊長のよく表現されてる密室で…
とても入る事さえ無理だと思うし、ましてや作業となると身体を動かせるとは思えません。
私も以前は、キレイなべべ着てやり手のヤンエグ(死語)にも憧れましたが、ある時「食うに困らなきゃいいや」と思うようになりました。
初めてコメントさせていただきます。
女性への思いやり、感謝します。
今涙が止まりません。
大手の職場で立場の低い派遣社員で働いており、パワハラ(暴言)により退職者多数の中、まだ勤続は三年足らずで耐えておりますが体は正直で胃潰瘍になって半年です。
暴言を言われつつ教えを乞い知識を得、努力し克服するか
それとも逃げるか、瀬戸際です・・