「これもお願いできませんか?」
女性が差し出した箱は、明らかに骨壺のケースだった。
「これですか・・・」
私は、それを受け取らず、床に置いてもらった。
あえて受け取らなかったのは、それによって〝引き取りを承諾した〟と思われたくなかったからだ。
私は、床に置かれたモノの四角いカバーを外してみた。
すると、想像の通り、中からは骨壺が姿を現した。
私は、壺が空であることを願いながら、念のため女性に尋ねてみた。
「中に遺骨は入ってますか?」
「ええ・・・母が・・・」
女性は、申し訳なさそうに応えた。
仏壇・位牌は迷うことなく快諾できたけど、モノが遺骨ではそういう訳にはいかなかった。
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女性が差し出した箱は、明らかに骨壺のケースだった。
「これですか・・・」
私は、それを受け取らず、床に置いてもらった。
あえて受け取らなかったのは、それによって〝引き取りを承諾した〟と思われたくなかったからだ。
私は、床に置かれたモノの四角いカバーを外してみた。
すると、想像の通り、中からは骨壺が姿を現した。
私は、壺が空であることを願いながら、念のため女性に尋ねてみた。
「中に遺骨は入ってますか?」
「ええ・・・母が・・・」
女性は、申し訳なさそうに応えた。
仏壇・位牌は迷うことなく快諾できたけど、モノが遺骨ではそういう訳にはいかなかった。
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散骨ですかぁ。そんな供養方もあるんですね。
私の親戚の田舎は、二十年程前まで土葬でした。
その当時、若年だった私は今時こんな埋葬方?
と、いう様な考えを当然持っていました。
しかし、隊長のブログに出会い、人は死ねば土になるという、ごく当たり前の事を今考えさせられます。
墓地問題、跡継ぎの居ない老後・・・、当人達には切実な問題ですよね。ならば、いっその事!
土葬も散骨も悪くない、いいアイデアだと思いました。昔の人は、分かってたんですね。
長々と駄文失礼しました。
お体を大事にご活躍下さい。
こっそりひっそり散骨を決行して、こっそりちゃっかり精巧な骨レプリカをこしらえて先祖の墓に入れてしまえば丸く収まるかな・・・などとバチ当たりなことを考えた時もあります。
人間はどうしてこんなにモノに拘るんでしょう(勿論私も含めて)。隊長さんのブログを拝読しながら、いつもいつも他人事とは思えない気持ちです。
いつもありがとう。
思わないですね。
出来れば完全焼却してくれたら、
なんて思いますが叶わぬ日本ですね。
こだわる人が多く大変です。
親父の葬式でも伯父、叔父たちが、
大変でした。
生きているうちに決めておくことが大切ですね。
毎回、勉強になります。
これからも読み続けます。
でも義理の親子の関係にあった親戚(おじの嫁とか)は、気味悪がって近づきませんでした。やっぱり生きていたときのその人に対する思いによるんでしょうねえ、こういう感情は。
いよいよ厳しくなってきますね・・・
お体に気をつけて頑張ってください。
散骨できると最近知りました。
親の骨で喧嘩する夫婦。
私なら自分で出来るところまで洗ってみますけどね・・・
私は医療従事者なので、文から見える風景を頭に描く事は可能です。それだけに社会に置ける重要性も痛い程理解出来るつもりです。
人でも物でもその役割を終える時が来ます。
それに立会い、別れの支度をする。時に無責任に後先を考えない別れに付き合う事が日常茶飯事かと思います。大変な仕事だと思います。
私の人生のテーマに<社会貢献>が有ります。
記事を読むにつけ、ここに多大なる貢献度の社会貢献が在る事を強く感じました。
また読ませて頂きます。