癒しの庭Ⅲ

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お正月にハイビスカスの花をいっぱい咲かせるためには

2012年11月29日 | ガーデニング

 

                     2012.9.3 の我が家のハイビスカス


ウッドデッキの上で夏の間ずっと

真っ赤な花を咲かせてくれたハイビスカス


お正月にお出でくださる方々に

満開のハイビスカスを見ていただけるよう

緩の戻ってきた庭師は工夫をしてみました。

今日は、そのハイビスカスのお話を!

 

 


10月末には、さすがに寒さが厳しくなったので

ハイビスカスを室内に取り込みました。

 

 床暖で温かく陽のあたる窓辺のハイビスカスは

また夏が来たのでは・・・と

花芽をたくさんつけました。

 


このままでは

お正月まで、咲き続けることはできないだろう・・・と

お正月にたくさん咲かせるために

庭師は、お得意の剪定を始めました。

 

 

 

まずは交差枝を取り除き、

下の枝に陽があたるようにします。

交差枝とは、

樹の中央に戻る枝、盆栽では幹切り枝といいます。

下の写真では2本の交差枝があります。

交差枝は、戻り枝ともいいます。

見つけられるでしょうか?

 

 

                        ① 右一番下の枝から左へ中央の幹を切るように戻っている枝      

                        ②  左側中断から右へ戻っている枝

                                 このような枝は全て取り除きます。

 

 

 

 

こうして

混み合っている枝や見た目に美しくない枝を切りましたが

切るのは、樹の下の方の枝だけです。

頂上の枝(頂芽)は絶対に切りません。


頂上の枝は、約1ヶ月の昨日(11月25日)切りました。

 

 

 

この1か月間に、切った枝の先に新しい芽が出ています。

この芽が出て、新しい花芽になるようにと

1か月の間、じっと待ったのです。

下枝にたくさんの芽が出ています。


 

 

このように下枝にたくさんの芽が出たのを確かめて

樹頂の枝を切りました。


ところが、

この間に変なことが起こってしまいました

樹頂の花芽がポロポロ落ちるのです。

どうしたのでしょう?

我が家のガーデナーの考えは、こうです。

「下枝の新芽を伸ばすために、頂芽を捨てたのでは」

私の考えは

「私のやっていることに、ハイビスカスが協力してくれたのでは」

と思うのですが、そういうことはありませんね ・・・ 。


それは、ありません、ありませんよ。

下枝には新しい花芽をしっかり育ててほしい

上の枝では花を楽しみたい・・・などと

人間の勝手さにはつきあいきれませんよね。

きっとハイビスカスもびっくりしたでしょう。

花の蕾が黄色くなってぽろぽろ落ちたのは

ハイビスカスのこぼれた涙ではないですよね。

きっと次世代に命をたくす素晴らしい知恵だったと思います。


 


樹頂は陽がよく当たり、勢力が集中する所

下枝の新芽が出るのに1か月かかりましたが

頂芽はたぶん2週間ほどで出ると思います。



 

これから、1か月もすると

それまでに下枝の新芽は大分伸びて

樹頂の新芽はこれから出てくるでしょう。

お正月には

下枝の芽からも、樹頂の芽からも花が咲いたら

きっと楽しい ...かな!

乞ご期待です


只、心配な事があります。

この我が家のハイビスカスは

今までに同時に7個しか花を咲かせたことがありません。


今回の試みは、10個程度の花が目標ですが

仮に20個も花が咲いたら

一個一個の花はとても小さくなり、摘花が必要になります。

それは、私以外のどなたかにやって頂きましょうか...?

 

                 追記

夏にあんなに花を咲かせてくれたブーゲンビリアです。


 

 

 

 

 
  家に取り入れたらいくらか花を咲かせましたが

やがて、花は咲かず葉を落とし始めました。

冬眠に入ったようです。

賢いですね。

 

 

来年までゆっくりお休みを・・・!

 

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