今朝、女児の誘拐事件が2件発生したというニュースが飛び込んできた。
本当に許せない事件である。
何も抵抗できない子どもを無理やり襲い、どうしようと思ったのか。
そのうちの一件は、タクシー運転手が気づき大事には至らなかった。
もう一件は、同じマンション内での事件で、こちらも早期解決には至ったが被疑者の父親が殺されるという不幸な事件に進展している。
どちらも事件性としては幼稚で、自己中心的な犯行である。
私も今年度、124世帯あるマンションの理事長をおおせつかっている。
世帯数が多いとさまざまなことが発生する。
例えば、植栽の枝が邪魔なので何とかして欲しい、台所の排水口が流れにくいから始まって、長期修繕計画の策定や資金の効率的運用まで、その範囲は幅広く、日々、さまざまなことが起こっている。
これって本業によく似ている...
などと思いながら、できるかぎり笑顔で対応。
とくにアクシデントのときなどは、相談に来られた人の顔は不安でいっぱい。
そういう時は優しく「よくあるらしいですよ」といってあげると少し落ちつく。
「業者さんを呼ぶと直りますからね」と付け加える。
そして、ここが感じなのであるが、「この部分は共有部分なので管理組合の方でお支払できるのですが、この部分は専有部分ですから自己負担になります。まことに申し訳ないのですが、ご理解くださいね」というと大概は納得いただける。
この共有部分と専有部分の線引きがはっきりしているので説明しやすい。
例えば、ベランダの窓ガラスは大風で外から物が飛んできて破損した場合は共有部分の損傷として扱われる。
一方、子どもたちがふざけていて内側からガラスを損傷した場合は専有部分の損傷として扱われる。
同じ窓ガラスですが、内か外かではっきり線が引ける。
私たち行政もこのようにはっきりと線が引けるといいのだが...