今日も「生石地区 明日のまちづくり勉強会」の案内を持ってぐるぐると地域の中を回ってきました。
その中で桃山幼稚園を訪ねると理事長の新野さんと高田園長が対応をしてくださりました。
勉強会の趣旨を説明しながら、ついでといっては失礼なのですが園の中を案内いただきました。
今、この園では空港に隣接しており、津波に対する対応に細心の注意を図っておられ、運動会の練習にもかかわらず子どもたちは屋外に出る時には防災頭巾を水筒とともに持って出る周到さです。
新野理事長には、前々から災害時、特に津波について話をさせていただいており、園舎もそのことを考慮して三階建てにされておられます。
また、毎日、必ず一回は子どもたちを三階まで上らす訓練をしているようです。
さらに、備蓄しているものを見せていただいたのですが、ろうそくはもちろんのこと、紙おむつや水が止まったときのための便座に即席で取り付けるビニール袋、夏に災害が発生する可能性もあるので団扇なども準備しておられました。
本当に細やかな品揃えにびっくりするとともに、感心させられました。
また、この幼稚園の中には、「挿桃遺跡碑」がある小山があり、前から見たいとお願いしていたのですが、覚えていてくださり、理事長自ら案内していただきました。
「挿桃」の由来は、平安時代、この地にあった良質な砂地に桃の枝を刺したところ、一面桃畑になったところからだそうで、今も春になるとこの小山が桃の花でいっぱいになるそうです。
この時期には、地域の人たちがお花見に出かけて来るそうで、その時期はお願いすると観られるということでした。
挿桃遺跡碑
遺跡碑横にある男社
その反対にある女社
遺跡碑がある頂上は砂地でできていて毎年、ここで地域の相撲大会が開催されるそうです。
ただ、この砂が雨などにより流され、かなりの量、流出しているとのこと。
幼稚園の中なのに、パワースポットの中にいるような感じでした。
子どもたちはこの小山で自由に遊ぶことができ、ざくろなどが実をつけたら自由に採ってもいいそうです。
ちょうど上った時に何人かの子どもたちが楽しそうに遊んでいました。
そして、何よりも、ここの園の子どもたちはあいさつがとても上手にでき、いっぱいの笑顔に出会えたおかげで元気エネルギーをたくさんもらえました。
この子たちの笑顔を守るために、私たち大人が何をしなければならないか、一生懸命がんばろうと改めて思いました。