走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

久米学校支援地域本部事業シンポジウム

2008年10月13日 18時25分45秒 | その他
 地域のボランティア力をかける

 今日は、久米小学校で開催された「久米学校支援地域本部事業シンポジウム」に参加してきました。
本事業は、文部科学省の今年度新規事業である学校支援地域本部事業(松山市では「地域力活用学校応援事業」といい、9月補正で承認されました。)が立ち上がり、久米地区がモデル地区として指定されたのを機に開催されたものです。

 一部は、文部科学省の出口課長補佐の講演、その後、パネルディスカッションがありました。
パネルディスカッションは、コーディネーターが白松愛大准教授、パネリストは二神久米小学校長、安永久米公民館長、出口文部科学省社会教育課長補佐で行われました。

 本事業は、地域力(地域ボランティア力)を活用し、学校のさまざまな(例えば、教育支援や環境美化など)ことを応援していこうというものです。
 本市では、この事業を活用し、放課後子ども教室事業などにつなげていこうと思っています。
 まずは、学校の希望や要望を聴き取り、それを応援できる人材を地域から探そうと考えています。
従来は、こういった仕事は、直接、学校が行っていたのですが、学校以外でもできる仕事(核となる仕事以外の仕事)を総合窓口を地域に創り相談にのったり、適切な人材を紹介しようというものです。

 この事業に課題があるわけではありません。
 それは、地域のボランティア力が高まっていっているという前提ですが、格差社会の進展や少子化による労働力不足から高齢者も家庭婦人も仕事につき始める人たちが増え続け、地域活動に参加する人が減少していていく可能性が高いからであります。
 厳しい地方自治体の財政状況からすると、人件費を抑制できるボランティアの活用は素晴らしいと思えるのですが、どこかで息切れするような気がしています。
 ボランティアがたくさん出てくる地域社会やその人たちを称える地域社会にまだまだなっていない中で、どこまで継続できるのか危惧しています。

 ただ、学校(先生)の負担を軽減することは、質の高い教育を子どもたちに提供することができると思います。
 また、地域と学校がスクラムを組むいいきっかけになるとも思います。
 そういうことからも、私たちは本事業が地域社会の中に定着することに最善を尽くそうと思っています。

ノーベル賞

2008年10月12日 22時23分34秒 | その他
 容疑者Xの献身

 昨夜、映画「容疑者Xの献身」を観て来ました。
 あらすじは、サイト(http://www.bunshun.co.jp/galileo/yougisha-x/index.html)から引用すると次のとおりです。

 「天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神(堤 真一)は、
  アパートの隣室に一人娘と暮らす靖子(松雪泰子)に秘かな想いを寄せていた。
  靖子は、元夫の富樫にしつこくつきまとわれ、発作的に自室で彼を
  殺してしまう。
  警察への自首を覚悟した靖子だったが、殺害に気づいた石神は、
  彼女たちを救うため、完全犯罪を企てる。
  そして、靖子にこう言うのだった。「私の論理的思考にまかせて
  ください」草薙刑事(北村一輝)から事件のあらましを聞いた帝都大学理学部の
  助教授、ガリレオこと湯川 学(福山雅治)は、関係者の中に懐かしい名前が
  混じっていることに気づく。
  帝都大学の同期生で、湯川が唯一天才と認めた男、石神哲哉だった。」

 この映画の中で印象的だったのは、主人公の湯川(福山雅治)が言った台詞です。
「数学は、理論を論理的に考察していけばいいから、さまざまな角度から物事が見れるが、物理学は立てた仮説を一つづつ実証し、積み上げていかなければならない。」
そのとおりだと思いました。

 一方、今回ノーベル物理学賞を日本人が3人受賞し、さらに化学賞も日本人が受賞しました。
本当に快挙です。
 そして、ある報道では、今の教育ではノーベル賞はもらえなくなるだろうと嘆く記事も目にしました。
 でも、今回物理学賞を受賞された科学者の功績は、基礎理論であり、それを全世界の彼らよりも若い科学者が実証してきた結果なのではないでしょうか。
 たしかに、理論がなければ応用へとは広がりません。
 しかし、ノーベル賞を受賞する科学者も素晴らしいのですが、その仮説を実証していった科学者も素晴らしいと思いませんか。

 名もなき科学者を育てるのも教育であるということですよね。


新玉地区体育祭

2008年10月12日 22時04分49秒 | その他


 今年の新玉地区の体育祭は、他のイベントとブッキングしていたせいか参加者が少し少なかったようです。(写真の菅公民館長の弁)
ただ、地域の介護施設からの参加者もいて、誰でもが参加できる体育祭になっていました。
 また、ここでもバザーが開かれており、その売上金の一部もこの体育祭の運営費に当てられているそうです。(メニューは、うどん、おむすびとおでんでした。)



 体育祭の華はやはりリレーです。一番走者は大事です。


 どこかの国がバトンで銅メダルを獲得しましたが、体育祭のバトン渡しはさまざまなドラマを生みます。


 参加した子どもたちは景品を貰うのが楽しみ。渡してくれるのは、小学校の校長先生でした。

垣生地区体育祭

2008年10月12日 21時37分17秒 | その他
 本館主導の体育祭

 体育祭の運営手法には、さまざまあります。
 例えば地区内に分館がない場合には、当然、本館のみの運営となります。
 こういう場合は、体育事業部が中心となります。
 また、分館があるところは、分館ごとに役割分担が決まり自主的に運営することがほとんどです。
 この垣生地区では、分館があるのですが本館が主導で運営されているとのこと。その分、準備はすべて本館の負担になるそうです。


 体育祭には珍しくバザーをやっていました。ちなみに、うどんとパンが売られていました。


 市民体育祭の種目のポテトレースです。代表選手は、本部席から競技を見ながら見つけるそうです。

三津浜地区体育祭

2008年10月12日 20時57分09秒 | その他
 元気が出てきています

 今日の第二弾は、三津浜地区の体育祭です。
 最初に気づいたのは、運動場が広く感じたこと。
 永原公民館長(写真の黄色いブルゾンを着た人です)にあいさつすると、「今年は参加者が増えて、テントを増やしたんよ。」とうれしそうでした。
 この地区は人口が減少し、少しさみしい体育祭が続いていたのですが、今年は元気な体育祭になっていました。


 入選者には、来賓から賞品を渡すことになっています。


 入選外でも残念賞が配られていました。


 三津浜公民館の河野公民館主事です。このブロックのリーダーでもあり、信頼するリーダーの一人でもあります。

宮前地区体育祭

2008年10月12日 20時39分22秒 | その他
 地元の運動会

 今日は、体育祭のピークの日です。
 一人では回りきれませんので、担当ブロック別に回ってもらうことにしました。
 私も、分館長をやっていたことがある宮前公民館の体育祭から見ていくことにしました。
そして、地元の分館の参加数が気になり、つい状況を聞いてしまいました。
 体育祭の参加者を集めるのに関係者が苦労されているのは、誰よりもわかっているつもりです。


 選手宣誓を受ける橘公民館長


 優勝旗の返還を受ける橘公民館長


 宮前公民館の忽那公民館主事です。

地球人講座

2008年10月11日 20時28分05秒 | その他
 環境講座

 今日は松山大学でJAL主催の「地球人講座」があり参加してきました。
 親子対象の講座でしたが、松山市小中学校PTA連合会に参加を呼びかけさせていただいたので、心配になり出かけたわけであります。

 講座は、三部構成になっていて内容は次のとおりでした。

 一部「地球ってなんだろう」
 二部「音と飛行機の話」
 三部「JALキャプテンの航空教室」




 普段学校では聴けない話が聴けましたので、子どもたちにとっては有意義な時間だったのではないでしょうか。
 そして、環境がテーマでしたが、この中からパイロットが生まれるといいなあと思いました。

チームワーク X

2008年10月10日 22時55分09秒 | その他
 特命チーム

 上司から新年度の新規事業について提案がなされました。
 内容的には方向性を示すもので、実現は担当課で考えるようにという指示でありました。

 我々の業界は、こういう場合、しないで済むような言い訳を必死で考えます。
 でも、個人的にはやる前からできませんとは言えない性分(実は言い訳をするだけの理論武装ができないというのが本音)なので、つい引き受けてしまい後で後悔するのであります。

 こんな上司についた部下は堪ったものじゃない。
 またまた計画外の仕事が降ってくるわけですから。

 しかも、次のような屁理屈でごまかそうとします。
 「仕事の優先順位は、上司から突発的に言われた仕事である。仕事をしていても上司に言われたら、一旦横に置いてでも上司の仕事を優先すること。」
なんとも理不尽ではありませんか。
しかも、言い訳をさせないのであります。
本当に横暴だと思います。

 でも、世の中、物分りのいい上司の方が少ないと思いませんか。
 理不尽な上司の方がはるかに多いのです。
 世の中は矛盾だらけなのです。
 そのことをできるだけ早く理解していた方がいいと思うのです。

 そして、今回、担当チームの他に隣のチームからもヘルプを頼みました。
 驚いたことにチームリーダーもヘルプのスタッフも嫌な顔をせず、承諾してくれました。
普通はセクト主義的な発言が出るのですが、それが出ないのです。

 内心「凄い」と思いながら、当たり前のような顔をしました。
 「プロジェクトX」まではいかないまでも、「チームワークX」くらいにはいくと思います。

 そして、私が彼らに与えたミッションは、「子どもたちのために」の一言だけであります。

ボーリング大会

2008年10月09日 22時17分30秒 | その他
本調子がでない

 今日は、職場のボーリング大会に参加してきました。
 二ゲームの合計スコアで順位を決めるという方式でしたが、なかなか調子が上がらず、最後は息切れしてさんざんでした。(タイトル写真は、I君。最初は小技が光らず呆然としています。でも、終われば彼がトップでした。)


 どうですか、この雄姿。私です。当然、このあとはストライクです。


 投げた後、とっても残念がるOさん。悔しかったでしょうね。


 仕事も淡々とこなすNくん。ボーリングもポーカーフェイスで淡々と投げていましたが、さすがにストライクやスペアが出るとはにかみながらうれしそう。


 こんな感じで、それぞれのボーリング大会が終わりました。

たった2分間、されど2分間

2008年10月08日 23時30分24秒 | その他
四国コンテンツ映像フェスタ08 審査会

 今日は、午後から四国総合通信局の「四国コンテンツ映像フェスタ08」の審査会に出かけてきました。

 始めての体験で、応募作品13点を順番に見ていきながら定められた規準で点数を入れていくというやり方でした。
内心は、私の感覚で評価していいのか躊躇したのですが、見ていくうちにその考えがどこかにとんでいってしまいました。

 むしろ、どの作品も2分以内という限られた時間の中に作品を仕上げた難しさを思うと、察して余りあるところがあります。
 そして、それぞれの作品ごとに作者の思い入れや、制作日数を見ていると、点数をつけるのが申し訳ないような気がしました。

 たった2分間ですが、されど2分間です。

 どの作品も、若い人たちの作品でしたが、よくも根気よく仕上げたものだと感心しました。

 私の思いとは異なる作品が最優秀賞と特別賞に選ばれましたが、私にその素養がなかったということでしょうか。
でも、選ばれた作品は、いい作品でした。

悲しいお祭り

2008年10月07日 22時59分34秒 | その他
おばちゃん、安らかに

 役所のⅠ先輩のご母堂が亡くなられという知らせを受けました。
 私が市役所に入った当時に、大変お世話になったのがこのⅠ先輩とご家族です。
 当時、Ⅰ先輩の実家は自転車屋さんを営われておられ、ご商売をされていたため自宅に人がいなかたせいか入り浸っており、実はこのⅠ先輩の実家に下宿しているのではないかと誤解されるくらいでした。

 ひどい時には、このⅠ先輩がいないときに上がりこんでは泊り、朝、おじさんとおばさんと三人で朝食をとってから、そこから出勤するなどご迷惑をかけっぱなしでした、でも、こんな私を嫌がりもせず包み込んでくれました。
 それに甘えて、お袋の「あんた、いい加減に帰ってこんかな!!」というきつい電話がかかるまで居候を決め込んでいました。

 とっても温かい家庭でした。
 とても、温かいおいちゃん、おばちゃんでした。
 おいちゃんは、もう何年も前に他界されておられますが、今日、おばちゃんもいなくなりました。

 Ⅰ先輩がとっても大好きなお祭の日に...

番町神輿(みこし)カーニバル

2008年10月06日 20時02分19秒 | その他
 地方祭始まる

 松山では10月7日が地方祭の本番ですが、その前日の今日、街中の番町地区では、そのプレイベントとして子ども神輿を集めて練り歩くのが慣例となっています。

 子どもたちの神輿の他に、大人神輿や女神輿、そして宇和島の牛鬼まで参加し、なかなか賑やかなイベントになっています。

 そして、松山では明日の早朝から宮出しといって勇壮な「けんか神輿」が始まります。
その臨場感をお伝えできないのは誠に残念です。
神輿と神輿がぶつかり合う時の鈍い音やかきてのほとばしる汗、さらには観衆の怒号などが入り混じって、いやがうえにも盛り上がってしまいます。
 普段おとなしいといわれる伊予人が、この日ばかりは驚くくらい勇猛で激しい人間に変わってしまいます。

 ぜひ、この「けんか神輿」を見たことがない人がおられましたら、ぜひ松山まで足をお運び下さい。

      
      地域を回るために順番に出て行く子ども神輿


   
   とってもイナセナちびっ子かきて



わざわざ宇和島から駆けつけてくれた牛鬼


やるべきこと

2008年10月03日 21時05分52秒 | その他
 質の高いアフタースクール事業を目指して

 本市では、子どもたちの放課後の居場所について力を入れています。
 それは、社会情勢の変化により子どもたちを取り巻く事件などが増加傾向にあるということ、また、景気の悪化や労働力不足により保護者がより働く傾向にあるため、放課後子どもたちが独りになる可能性が増えるからです。

 しかし一方で、その予測以上に景気の悪化は著しく、共働き家庭等の増加は急激に増加しており、かぎっ子対策で立ち上がった児童クラブがパンクしそうな状況(一部では既にパンクしています)です。
 もともと児童クラブは、共働き家庭等の児童に放課後、家庭の温かさを味わってもらおうと立ち上げた事業です。ですから遊びを中心に子どもたちにのびのびと時間を過ごしてもらおうと関係者は苦労をされておられます。

 一方、放課後子ども教室事業は、放課後の子どもたちの安全安心を守るための受け皿として立ち上げた事業です。
そして、その受け皿としてお願いしたのが地域(本市は公民館を中心とした地域の人たち)の力をお借りするというものです。

 両者とも目的は異なりますがよく似た事業ということで、厚生労働省と文部科学省が昨年度から「放課後子どもプラン」として一本化に向けて新規事業として立ち上げました。

 本市でもこれを受け、一本化の道を模索していますが、さまざまな課題が出てきており、すぐに一本化は難しいと思っています。

 しかし、何もしないわけではありません。
 私たちは、視点を変え、子どもの視点に立った放課後子ども教室を創っていこうと思います。
 どういうことかというと、私たちは未来ある子どもたちが、夢をもち、夢に向かって突き進む生き方ができるようにするためには、どのようなアシストをすればいいのか考えました。

 まず、放課後子ども教室の理想の運営手法は、年間240日(これは、土日を除く長期休暇も含む稼働日数です)の運営ですが、これを永続的に続けていくためには、標準的な教育プログラムやスタッフ育成のための研修プログラムが必要になってくると思っています。

 そして、それは多種多様に準備しておき、地域でそれを選択してもらい年間のカリキュラムを組んでいただくといった仕組みを創りあげようと思っています。

 どこまでやれるかはわかりませんが、子どもたちの夢をかなえるために、大人たちができる最善のことをやっていこうと決心しています。


山内教育長の船出

2008年10月02日 21時08分08秒 | その他
 走る教育長

 今日から新教育長として山内教育長が就任されました。
 山内教育長は、今年3月まで理財部長をし、退職をしたばかりでした。
 経歴としては、保健福祉と理財のイメージがあり、教育についてはまったくのシロウト(これはご本人の弁を引用)であります。

 どちらかというと直感力でものごとを判断される方ではないかと思います。
 ただ、人に見えないところで努力する人ではないかとも思います。
 つまり、自身の考えの裏づけがないものには、どこまでも細かく詰められる可能性があります。
 そういう意味では、新教育長も現場主義だと思いますし、下の者の意見にも傾聴していただける方だと思っています(一部、希望が入っていますが)。

 今日の訓示の中で、簡単明瞭に行動テーマを示されました。

 ①スピード
 ②予  算
 ③市民目線

 ①は、社会情勢の変化は激しく変わっており、例え「教育」といえども時代の要請や住民に柔軟に対応し、迅速に行動をしなさい。

 ②は、まず削るべきものは削り、必要なものには重点配分をする。そのためなら、予算の確保をトップセールスする。

 ③は、「教育」が長期的視点に立ち、社会を支える人材を輩出することを担わなければならないが、その手法の中に行政からの視点よりも市民の視点を優先したものでなければならない。

 といった内容でした。

 

大好き八坂キッズ教室

2008年10月02日 17時35分19秒 | その他
 八坂放課後子ども教室がオープン

 今日は、八坂小学校で放課後子ども教室がスタートするというので観にいってきました。

 今日は小学校一年生を対象に、「シャボン玉教室」が開かれていました。

 参観前に時間がありましたので、校長先生とお話をさせていただきました。
校長先生からは、「今回、同事業に取り組んでみて、地域や保護者の人たちとの距離が縮まったような気がします。」と言っていただきました。

 同事業が、学校現場の負担の増加や部外者を闇雲に学校へ入れることで治安が悪くならないかなどの危惧があるのは聴いています。
当然、子どもたちを守ることを最優先においている学校現場の皆さんには、そういうことが出てきて当然だろうと思っています。
 でも、少しだけ視点を変えて欲しいのです。

 子どもたちの視点に立てば、さまざまな難しい考え方が整理できると思うのです。


   
 地域の見守り活動を行ってくれている方たちも加わってくれていました。
 帰りは、子どもたちを送り届けてくれるそうです。

        
 シャボン液は大きな盥(たらい)でつくっていたのですが、足りなくなって
 もう一つ盥を出してきました。

               
 後片付けを地域の人たちと一緒にしています。観ていて子どもたちと
 地域の人たちが会話しているのをみると、子どもたちのコミュニケー
 ション力というのは、こういう機会に身につくのかと思いました。