へっぷり虫の秘密

いっそのことタイトルを「へっぷり虫ブログ」にしたらどうだ！

ってくらいへっぷり虫の話題が続いてますけど、すみませんね、

今日もへっぷり虫の話です。　　　

今日の午後、二階の窓にへっぷり虫がいたんですよ。

朝もいたんですけどね、午後もまたいたんですよ。

窓を開けて追い出したら、いい天気の空を、

東の山の方へ向かって飛んで行きました。

父ちゃんの住んでるところは、田舎村ですからね、

山なんか珍しかないですけど、この季節は特別でね、

ふわあっとした葉っぱの色がね、

もうなんつったらいいか、花が咲いてるみたいにきれいなんですよ。

山がぜーんぶ花、　そんな感じ。

で、そこに小さいへっぷり虫がふいーんて飛んで行くのを見てるとね、

ラスカルが森に帰っていくのを見送ってるみたいなね、

へっぷり虫のお父さんになったみたいな、

やさしい気持ちになってくるわけですよ。

「しっかり生きるんだぞ」　　なんて感じでね。

「屁はホドホドにな」　とかさ。

だけど、窓を閉めようと思ったら、別の一匹（もしかしたら朝のやつ）が、

ノソノソはいりこもうとしてやがったんで、

「っざけんじゃねーぞ　てめっ」ってんで、はじきとばしてやりましたけどね。

ピーンつって。

………。

やさしい気持ちは、どこへ行っちゃうんでしょね。

一瞬で消滅するもんなんだなあって、自分のことなのにビックリしたよ。

スーパーにて

父ちゃんがいつも行くスーパーは、

レジのお姉さんにバーコードピッてしてもらった後、

レジの後ろの機械に自分でお金を入れる仕組みになってます。　

父ちゃんは財布を持ってないので、

ポッケの中の小銭を全部まとめてガーって放り込んで、

足りなかったら紙のお金を入れるという払い方なんですが、

ガサツな感じがしてみっともないので、

普段はこっそり、ガーって入れてました。

ところが昨日、前に並んでた人が、

自分の番が来てからバッグの中をさぐって、

ガサゴソガサゴソポイントカードと古いレシートを引っ張り出して、

なんやかんやとめんどくさい注文でレジのお姉さんを困らせたあげくに、

財布の中の小銭をちまちま数え始めて、

いつまでたっても支払いを済ませないので、

忙しい夕方の主婦を代表して隣の支払機の前に立った父ちゃんは、

「粋な払い方のお手本を見せてやるぜ！！」ってんで、

ンガーって小銭を投入したら、機械が動かなくなりました。

……小銭が多すぎたのか、ポッケのゴミが一緒に入っちゃったのか、

原因不明ですが。

レジのお姉さんは、めんどくせえのが二人も続いて嫌だったでしょうに、

親切に機械のフタ開けて対応してくれました。

ありがたかったのでおせじで「お姉さん」と書きましたが、

ホントはおばさんです。

今日からしばらくの間は、違うスーパーに行く予定。