あけましておめでとうございます。
千葉の海岸までみんみと二人で、片道
二時間半のドライブで初日の出を観に
行きまして、海岸で一時間ほど待機、
日が昇る直前に撮った写真です。
おおみそかには、YouTubeを
使って、とうちゃんとみんみが変わり
ばんこに自分のお勧めの曲を押し付け合う
「紅白歌合戦」を開催したんですが、
「神田川」を聴かせたら、みんみが大笑い
するんですよ。
四畳半フォークみたいな世界に憧れて、
上京したとうちゃんにとっては心外なんですが、
みんみが言うには、お風呂上りに寒いとこで
待たせる男はちっとも優しくないだろう、
ってんですね。
まあ、それは確かにそうですよね。
とうちゃんも田舎にいた頃は、この歌詞の、
清く貧しい若い男女の暮らしを肯定的に受け
止めてたんですけど、それは、つい
「若かったあの頃」の「私」に感情移入
してしまうからでしかなく、冷静に聞けば、
みんみが指摘したように、かいしょ無しの
男に惚れちゃった不憫な女の子の歌なんだ
ろうとは思うんです。
みんみは、女の人は、別れた男の人との記憶
に新しい男の人との記憶を上書きしてゆくの
で、こんなふうに過去を思い出して感傷に
浸っているのは、この「私」が、まだ一人で
暮らしているからだろう、と推理しました。
とうちゃんは「なるほど」と感心し、
マフラーも買えないくせに「24色のクレパス」
なんか買って来ちゃうバカ男との、ママゴトの
ような生活を、懐かしく思い出す大人の女の人の
歌だから、「ただあなたの優しさが怖かった」で、
締めくくられるんだな、って納得がいきました。
世間と切り離された狭い部屋での、泡のような人生を、
ヒトとして本能的に直視すれば怖くて当然だろうと
思ったわけです。
「いつもちっとも似てない」「似顔絵」は、「あなた」の
思う理想の私とのギャップの暗喩かもしれないけど
「なにも怖くなかった」って言うんだから考え過ぎか?
とか、みんみのおかげでなんとなく好きだっただけの
曲が、味わい深いものに変わりましたね。
みんみは今月18歳になります。
ホント月日の経つのは早いですね、正月なんでなおさら
そんなこと感じますよ。
めでたくもあり、めでたくもなし。ですね。
初めにのせた写真の景色ですけど、とうちゃんは、
それ見ただけで感動して、日が昇るのは見ずに帰りたく
なっちゃったんですよ。
なんかこう、ありきたりな日の出の印象で
上書きされちゃうのがもったいなかったん
ですね。※
みんみに相談したら
「去年と同じのが昇って来るだけ
だからそれでいい」って言うんで、
すぐに帰ることにして、初日の出は
ルームミラーで拝みました。
みんみは、そういうトコがとうちゃんに
似てるんで助かります。
※の部分は、神田川の女の人の気持ちを
推測して、重ねて書いてみたんですよ。
テキトーな結婚相手ならいたんだろうけど
かいしょなしの男との思い出の方が大事だった
のかもしれないなっていう、ロマンチックな
とうちゃんの解釈です。
みんみも名曲聴いて笑ってないで、こういう
ところも、とうちゃんをみならってほしいです。
みんみちゃんの神田川の感想も
あたり~~
楽しいお話とーちゃんありがとう
昨日はGOOもサイバー攻撃で
誰が悪さするんだい
ちょっと気になってたんですよ。みんみには、「赤ちょうちん」も聴かせました。
今年もよろしくお願いします。