勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

2月の3連休

2011-02-13 04:47:38 | Weblog
時期的に寒いのは仕方ないとしても、この三連休に、この不安定な天気は、ちょっと困ったものだと思う。
昔から2・8月は、商売がよくないとは言われているが、せっかくの3連休にこの天気は、それに拍車をかけるような気がして、この日本の長引く不景気に、さらに長引くことになるんじゃないか、と思う。

ちょうど一ヶ月ほど前、知り合いの印刷会社の営業の人と話をする機会があったのだが、彼個人のことながら、昨年末の受注は、彼の長い営業経験上、最低の数字だったそうだ。いい加減な奴なら、別に同情もしないし、真面目に働けよ、と思うのだが、彼は、その言動に多少ふざけた点はあるが、基本的にはすごく真面目な人であるだけに、少し心配してしまった。
印刷会社というのは、その中心となる仕事が、チラシの印刷だったりするので、割と景気の動向に左右されやすい。大手となると話はまた違うらしいが、彼のように中堅の、さらに関西においては、印刷会社の仕事というのは、そのほとんどがチラシの印刷となるらしい。で、チラシというのは、発注側としては宣伝広告費となるわけで、少し景気が悪くなると、まず一番に削減される項目のひとつであるようだ。
そんな印刷会社にとって、年末というのは、正月の新聞の折り込みチラシの受注が期待できる、ある意味、稼ぎ時であるらしい。そんな時期であるはずなのに最低の数字しか受注できなかったというのは、世間がいかにその発注を抑えているか、ということである。

で、そんな彼が、なんとか盛り返しを期待していたのが、この2月の三連休であったわけである。
つまり、3連休に向けてのチラシに期待していたわけだ。
もちろん、この3連休にチラシを発行しようとすれば、おそくとも一ヶ月前くらいには作業に入っているわけで、あんまりその日の天候が受注状況に左右されるとは思わないが、心配なのは、この3連休で人々がレジャーを控えたりすると、次の3月の3連休に影響を与えるんじゃないか、ということであって、特に、3月は決算月だけに、彼としては何としても、それなりの数字を挙げたいらしい。

彼のためにも、今回のこの天候が、次の3連休に向けて、悪影響を与えることのないよう、祈っている。