80年代後半に、特にここ日本においてはお洒落な音楽として、一部では熱狂的に支持されたポール・ウェラーのスタイル・カウンシルのオリジナルアルバムとしては5枚目にあたる作品。
前述のように、前作、前々作と、洋楽としてはそれなりのヒットを記録した彼らではあったが、さすがにこのアルバムの頃になると、その人気にも陰りが見え始めていたせいか、それほどヒットしなかったように記憶しているが、個人的には、一時期、聞きまくっていた記憶がある思い出深い作品である。
そもそもポール・ウェラーが人気絶頂だったJAMを解散し、このスタイル・カウンシルを始める動機となったのが、固定された音楽的な印象の払拭にあったわけで、それだけに、このスタイル・カウンシルでは様々な音楽に挑戦しようとしていたわけで、そういう部分がお洒落な音楽として認識されてしまったのだが、このアルバムにおける前半の楽曲においては、ピアノを中心とした、ちょっとクラシックぽい楽曲が並んでいて、スタイル・カウンシルのシングルヒット曲ばかり追いかけている人たちには、正直、退屈な印象を持たれるのも仕方ないような内容になっているし、おまけに、その音楽性に、ポール・ウェラーのボーカルは、はっきりいってミスマッチである。
だけど、メロディはそれなりに美しいし、ピアノを中心とした編曲も、癒される部分があったりして、個人的には嫌いではない。
後半は、彼らのヒット曲のイメージを期待した人々を裏切らないようなポップな楽曲が並んでいて、この前半と後半のアンバランスさも、ある意味、彼ららしくていい。
前述のように、前作、前々作と、洋楽としてはそれなりのヒットを記録した彼らではあったが、さすがにこのアルバムの頃になると、その人気にも陰りが見え始めていたせいか、それほどヒットしなかったように記憶しているが、個人的には、一時期、聞きまくっていた記憶がある思い出深い作品である。
そもそもポール・ウェラーが人気絶頂だったJAMを解散し、このスタイル・カウンシルを始める動機となったのが、固定された音楽的な印象の払拭にあったわけで、それだけに、このスタイル・カウンシルでは様々な音楽に挑戦しようとしていたわけで、そういう部分がお洒落な音楽として認識されてしまったのだが、このアルバムにおける前半の楽曲においては、ピアノを中心とした、ちょっとクラシックぽい楽曲が並んでいて、スタイル・カウンシルのシングルヒット曲ばかり追いかけている人たちには、正直、退屈な印象を持たれるのも仕方ないような内容になっているし、おまけに、その音楽性に、ポール・ウェラーのボーカルは、はっきりいってミスマッチである。
だけど、メロディはそれなりに美しいし、ピアノを中心とした編曲も、癒される部分があったりして、個人的には嫌いではない。
後半は、彼らのヒット曲のイメージを期待した人々を裏切らないようなポップな楽曲が並んでいて、この前半と後半のアンバランスさも、ある意味、彼ららしくていい。