勃ちあがった象の白い涙の物語

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邪馬台国なんてなかった

2019-10-15 01:45:29 | 歴史
(本文と写真との間には、何の関係もありませんし、何の意味もありません)

日本の歴史はどこから始まるのか。
学校では縄文時代から歴史の授業は始まるが、この段階では、まだまだ国らしいものであったとはいえず、とりあえず、国ようなものがあったとされるはじめは、やはり邪馬台国であったのではないだろうか。
しかしながら、この邪馬台国、個人的には、本当に実在したのかどうか、疑問に思っている。
また、その所在地において、大きく畿内説と北九州説があるようだが、その議論じたい、少し不毛な気がしている。

邪馬台国の証拠としては、「魏志倭人伝」に記されたものが、その根拠となっている。
しかし、この「魏志倭人伝」は、その名が示すように「魏志」つまり「魏」の書物であり、「魏」とは今の中国の一部の国名であり、あの「三国志」で有名な「魏」のことである。つまりは、この「魏志倭人伝」は、あくまで当時の中国の人々に読ませることを前提とした書物である。

この「魏志倭人伝」に記載されている邪馬台国の位置は、記述通りだとすると、沖縄と台湾の間くらいの位置の海の中になるようで、とても、記述通りの国が、そんな海の中にあったなんて考えられない、というところから、その記述が間違っているとして、畿内説や北九州説などが出てくるわけである。
しかし、その記述通りの位置の対岸の中国大陸側には何があったかというと、それは「魏」のライバル国である「呉」が存在していたわけで、この「魏志倭人伝」が当時の中国の人々が読むことを前提に書かれたものであるとするならば、対岸に同盟国があるぞ、という「魏」の「呉」に対する牽制ではなかったのか、と思う。

本当に邪馬台国があったのか、なかったのか。そして、それはどこにあったのか。
考古学の発掘によって、それは、いずれははっきりするのだろうが、個人的には、邪馬台国なんてなかったように思う。