勃ちあがった象の白い涙の物語

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「いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~」 いきものがかり

2011-06-19 04:02:57 | 音楽
昨年のレコード大賞の最優秀アルバム賞を受賞していたいきものがかりのベスト・アルバム。
とにかく、昨年から今年にかけてメチャクチャ売れたアルバムである。詳しい資料がないのでよくわからないが、いまだに売れ続けているんじゃないか、と思う。かく言う私も、最近の音楽業界、特に日本のそれには、ほとんど興味がないし、それ故、邦楽系のCDは、一部を除いて、ほとんど購入しないのだが、このアルバムは購入したし、一時、聞きまくっていた。
確かに、ボーカルの歌は上手いし、メロディもよくできている曲ばかりだし、歌詞も前向きな姿勢や希望を感じさせるものが多く、そういう意味では、あくまで大人の視線からすればだが、ここ数年で中高生が小遣いを貯めて購入するには、もっとも正しいアルバムである、とは思う。

しかし、だからといって最優秀アルバム賞を受賞するというのは、ちょっと違うな、と思う。いくら売れに売れたといえ、所詮はベスト・アルバムである。
ベスト・アルバムは、そのアーチストの概要を手っ取り早く知ったり、とりあえずヒット曲だけを抑えておきたいという需要にはいいが、所詮は、過去の曲の寄せ集めでしかない。

その売り上げ枚数だけで賞を与えるならば、何ももったいぶって年末の忙しいときに何人もの審査委員なる者を集めて発表する必要はないわけで、単に毎週のように発表される売り上げ枚数を集計すれば済むわけで、仮にも最優秀アルバム賞と名乗るならば、それぞれのアルバムの時代性や音楽性、芸術性といったものを判断し、選考すべきものじゃないのかな、と思う。

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