今、潮書房光人社のNF文庫から出ている「ニューギニア砲兵隊戦記」を読んでいるところです。ちょうど半分読み終えたところですが、この本はなかなか貴重です。
なぜかと言いますと、戦記物では大所高所から書かれたものや、一兵士の視点で書かれたものは多いのですが、一中隊長それも砲兵の中隊長が指揮下にある部隊の行動について書いたものというのは、読んだ記憶がほとんどありません。
だいたい砲兵について書かれている内容は、日本軍の砲兵が一発撃つとアメリカ軍から100発撃ち返されるとか、日本軍の砲兵は手持ちの砲弾がわずかなので一日に五発しか撃てなかったとか、ジャングルの山道で全部の大砲は運べないので、ひとつだけ人力で運びあげた。てな程度の記載しかありません。
指揮下の中隊の砲をどのように射撃させたかとか、砲を操作する人以外の部隊についてどのように運用したかなどなど、初めて読んだともいえる内容です。なるほど日本軍の砲兵というのはこうなっていたのかと初めて知ったという感じです。
ということで、まだ半分だけしか読んでいないので、今のところ砲兵本来の仕事をしているところが描かれていますが、ニューギニアという戦場からすると、そのうち補給がなくて砲弾がなくなり歩兵のような戦闘をしたのか、それとも砲兵の仕事を貫いたのか、今後の展開に興味をひかれています。
久々にNF文庫で価格以上の価値のある本を読んでいる気がします。
なぜかと言いますと、戦記物では大所高所から書かれたものや、一兵士の視点で書かれたものは多いのですが、一中隊長それも砲兵の中隊長が指揮下にある部隊の行動について書いたものというのは、読んだ記憶がほとんどありません。
だいたい砲兵について書かれている内容は、日本軍の砲兵が一発撃つとアメリカ軍から100発撃ち返されるとか、日本軍の砲兵は手持ちの砲弾がわずかなので一日に五発しか撃てなかったとか、ジャングルの山道で全部の大砲は運べないので、ひとつだけ人力で運びあげた。てな程度の記載しかありません。
指揮下の中隊の砲をどのように射撃させたかとか、砲を操作する人以外の部隊についてどのように運用したかなどなど、初めて読んだともいえる内容です。なるほど日本軍の砲兵というのはこうなっていたのかと初めて知ったという感じです。
ということで、まだ半分だけしか読んでいないので、今のところ砲兵本来の仕事をしているところが描かれていますが、ニューギニアという戦場からすると、そのうち補給がなくて砲弾がなくなり歩兵のような戦闘をしたのか、それとも砲兵の仕事を貫いたのか、今後の展開に興味をひかれています。
久々にNF文庫で価格以上の価値のある本を読んでいる気がします。