トーネードの無職生活

無職生活で日常どのように過ごしいてるのか?
ウォーシミュレイションゲーム
日ごろ思ったことを書いていきます。

入院中の糖尿病の患者たち

2015-12-26 06:57:23 | 日記
 糖尿病の人というと、ちょっと太めの中年の男性が思い浮かぶかと思いますが、10人に1人は糖尿病患者だそうですから、本人が言わないだけでそこいらじゅうに糖尿病の人がいるのだと思います。

 今回入院したときも太った人はいませんでしたし、たまたまかもしれませんがかなりご年配のおじいちゃん、おばあちゃんが糖尿病で入院していました。特におばあちゃんだと、ずうっと家庭で食事を作ってきたと思うので、何故に糖尿病なんぞになってしまったのかいなと不思議でした。

 それと、何でそんなに高齢になってから糖尿病になっちゃったのかなあと。もしかすると糖尿病になったのはずっと前だったのかもしれないけれども、血液検査を受ける機会もなっかったのでそのまま過ごしてきて、たまたま他の病気で血液検査したら血糖値が高くて入院することになってしまったのかなとも考えました。

 糖尿病の治療では飲み薬もありますが、インスリンを注射することもあります。医師は患者それぞれに適した治療方法をとるわけですから、インスリの注射が有効だと考えることもあると思うのですが、インスリンの注射をするには一通りの手順があります。覚えてしまえばなんてことはないのですが、高齢のお年寄りだと手順を覚えることも難しい場合もありますし、ご家族が対応するというのもありますが、例えば老人ホームに入ってもインスリンの注射は医療行為になるので看護師でないとできないので、ヘルパーにはできません。

 それから糖尿病は血糖値が高いので下げるように薬を飲んだりインスリンを注射するわけですが、血糖値が下がりすぎてしまうと低血糖とっ言って血糖値が低くなりすぎて最悪意識を失うということもあります。ですから、低血糖だと思ったら血糖値を計測して確認し、ブドウ糖をとらないといけません。私も退院後まだ時間がたっていませんが、すでに二回も低血糖になりました。

 そういったことをかなり高齢の方が自分で管理するのは相当ハードルが高いのではないかと思ってしまいます。

 そんなわけで、かなり高齢のおじいちゃんやおばあちゃんが退院後もちゃんと薬を飲んだり、インスリン注射をしたりできるのかなと心配になってしまいました。


看護師の方々

2015-12-25 07:43:31 | 日記
 私の今回の入院は同じ病院に二回目だったので、特に不安感はなかったのですが、初めて入院するとなったら色々と心配なこと不安なことがあるかと思います。

 そんな不安感を抱えて入院するわけですが、入院中一番顔を合わせ、お世話になるのが看護師の方々です。入院したばかりの時は、どの看護師とも初めて顔を合わせるわけですが、看護師はまるで以前からの知り合いのごとく、にこやかに声をかけてくれます。それは妙になれなれしいことは絶対になく、あんた誰という態度でも当然なく、ごく自然な調子で入院したばかりの患者が緊張することがないように対応してくれます。

 看護師は当然どのような病気の人が入院してくるかを知ってはいても顔を合わせるのは初めてですが、ごく自然に顔を合わせた後は名前と顔と患者の情報などをパッと頭にインプットしてしまうようです。

 入院するとひととおり入院している間の注意事項も含めて説明してくれるのですが、実際に入院してみるとどうしたら良いのかわからないこともでてきます。また体調がおかしいから入院するわけですが、その体調も変化することもあります。

 そんな時は、我慢することなく看護師に相談するべきかと思います。看護師で対応できることは対応してくれますし、確認したり医師の指示を仰がなければならないことは確認してから必ず対応してくれます。看護師は交代勤務ですが、必ず申し送りの引継ぎをしてくれますので、勤務が交代した後は別の看護師が対応してくれます。

 そんな看護師の方々の仕事をしている様子をみていると、病棟の看護師の仕事は、次の仕事、さらにその次の仕事を想定しながらテキパキと仕事をしているように思われます。業務が受け身になるような仕事の仕方になってしまうようだと病棟の看護師の仕事は務まらないなと思います。ですから病棟の看護師の仕事には向き不向きがあるのではないかと思います。

 それから、病棟の看護師はシフト勤務で夜勤もあります。そのせいか結婚して子供さんがいそうな看護師は日勤のみみたいで、夜勤もやっている看護師は若い方が多いです。そのためか美人でかわいい娘が多いです。私が二十歳代だったら一目惚れしそうなかわいい娘もいます。そのようなかわいい看護師もやるべきことはきっちりとやるので、そこがまた惚れてしまうところですな。

 ということで、やっと病棟の看護師の方々の顔を覚えてきたところで退院となってしまったのですが、もう入院するのは十分と思いながらも看護師の方々に会えないのはなんとなく寂しい感じがしてしまうのでした。




入院中に読んだ本

2015-12-24 07:19:46 | 日記
 入院中はもっぱら読書ですごしました。読んだ本は、ムッソリーニ、ワルシャワ蜂起1944、トロツキー、スターリンです。スターリンは昨日下巻の残りを読み終えました。

 スターリンはソビエトの恐ろしい親玉だと思っている方が多いと思いますが、それ以外のムッソリーニ、トロツキーは誰だがわからない。ワルシャワ蜂起とは知らない方も多いと思います。ちと日本人にとってはなじみの薄い方や事柄というのはあります。

 まず、ムッソリーニは第二次世界大戦の時に日独伊三国同盟を結んでいた時のイタリアの独裁者でファシストの創始者といえる人物です。ただ、大戦中イタリア軍は負け続けたので、ムッソリーニの影は薄いのですが、元社会主義者だとかジャーナリストの能力が高かったとか、演説もなかなかのものだったなどなど、初めて知ることばかりでした。

 また、イタリアはその当時は王国だったので王様がいたのですが、ムッソリーニは王の信頼を受けて政権を樹立して徐々に独裁者になっていったことも知りました。ファシストというとイメージが悪いのですが、人物としてはなかなか興味深い人物でした。

 ワルシャワ蜂起は第二次世界大戦のヨーロッパの戦いについて知っている人ではないと、なんのことだがわからないと思いますが、ポーランドがドイツとソビエトに分割占領されて亡命政府がイギリスにできたのですが、以降ポーランドに残った軍人たちが地下で国内軍を編成していました。独ソ戦が始まりドイツ軍が負けてきてソビエト軍がワルシャワまで迫った時に、ワルシャワの地下に潜んでいた国内軍がドイツ軍に対して蜂起したのでした。

 しかしソビエト軍はワルシャワ近郊まで迫っていたにもかかわらず、蜂起したポーランド軍を助けようとしなかったため、ポーランド国内軍はドイツ軍に降伏することとなました。その後ポーランドはソビエト軍に解放されますが、イギリスに亡命していた政府が復活することなく、ソビエトの傀儡政権が造られることとなったのでした。その一部始終を連合軍側、ドイツ側、ソビエト側、ポーランド側から詳細に表された本になっています。大戦中のアメリカ、イギリス、ソビエトの政治的な駆け引きも含めて知ることができるないようになっています。

 トロツキーは共産主義者について興味のある人は知っている人物だと思いますが、なんとなく過去の人物で歴史の中に埋もれていく人という感じがします。しかし、ロシア革命時のトロツキーの活躍はたいしたものだなと思いますが、トロツキーに対しては好きになるか嫌いになるか両極端になりそうな感じがします。

 それだけ個性が強いというかあくの強い人間だったようですし、自信が強すぎて人を小馬鹿にするようなところもあったようで、一国を支配するだけの器量があったとは言えません。しかし、スターリンから徹底的に嫌われて暗殺されたことからも、トロツキーの影響力の大きさをあらわしているように思えます。

 スターリンはスターリン本人の伝記というよりも、スターリンを取り巻くソビエトの政権中枢に位置していた人たちもあわせて描くことによって、スターリンの支配していたソビエトの時代を表した作品です。ソビエトが崩壊して当時の資料が公開されてきたことによって書くことができた本といえます。

 一番印象的なのが、ソビエトというと長時間に会議を行って、ベールにつつまれた密談の中でスターリンの鶴の一声で物事が決められるという感じがしていたのが、長時間にわたる宴会の席で物事が決まっていくという、なんともまか不思議な世界だったようで、ソビエト政府の内情というのがとんでもない状態だったのを知ってビックリしたのでした。スターリンを見直した感じもありますし、ますます恐ろしくなった感じもありますし、とにかく興味に尽きない本でした。

 いずれの本もその背景となる時代についての知識を多少持っていないと、本の中で書かれていることが、世界の中でどのような位置づけにあるのかが理解できないので、ちょっと理解しにくい点もあるかもしれませんが、なかなか面白い本ばかりでした。

 

病院の食事

2015-12-23 07:02:58 | 日記
 病院食は不味いと思っている方もいると思いますが、決して不味くはありません。私は結構おいしいと思います。

 病棟は空調が完備していて室温が一定なので汗をかきません。ですから発汗で塩分が失われることもないので薄味になります。ただ、全部の料理をまんべんなく塩分を減らしてしまうとどれもおかずにならないので、おかずにはしっかり味付けがされており、その他は塩味ではなくて酢の物にしたりして塩分を控える工夫をしています。

 しかし、普段濃い味付けの食事をしている方とかマヨネーズ好き、好き嫌いが激しい方だと味が薄い、まずい、食うものがないという感じになってしまうかもしれません。食事に制限がないようでしたら、ふりかけ、ノリの佃煮、マヨネーズなどを持っていくと良いと思います。

 それから、病院の食事は老若男女誰でもだべられるような味付けになっているので、味にパンチがなくそれぞれの献立で味付けは違うのですが、トータルで見るとなんだか全部がおんなじ味なように感じてしまいます。それから歯の悪い人でも食べられるように柔らかいものが多いので、噛みごたえというのがないのも特徴です。

 そんなわけで、病院食は決して不味くはないのですが、二週間も食べているとだんだん飽きてくるのはありますね。ということで、退院して最初に食べたのは肉。それも牛肉。だたし口の中でとろけるような霜降り肉ではなくて、噛むと肉の味がしてきそうな赤身のアメリカ産の安いステーキ肉を食べました。柔らかい病院食ばかり食べていたので顎が付かれました。



退院してきました

2015-12-22 07:15:11 | 日記
 昨日、病院から退院してきました。糖尿病での入院ということで、やることといえば血糖値を測る。インスリンを注射する。病院食のみを食べる。糖尿病教室を受ける。栄養士の栄養相談を受ける。検査を受けるといったことのみ。空いた時間は、朝はいつも聴いているラジオを聴き、夜はウォークマンのワンセグでニュースを見て、寝るときに音楽を聴く。後はもっぱら読書。

 読んだ本はムッソリーニ上下。ワルシャワ蜂起1944上下。トロツキー上下。スターリン上、今下巻を読んでいます。ちと内容が重めな単行本を持っていったのですが、厚い本ばかりなので荷物もこれまた重かった。いずれも白水社から出ている本なのですが、白水社はなかなか良い本を出してくれる出版社なので私のお気に入りの出版社のひとつです。今も何冊か読みたい本が出ているのですが、ひと月にかけられる書籍代も限られるので、時間をかけて購入したいと思っています。

 それにしても本ばかり読んでいたので、入院していたというのに肩こりになってしまって、頭から首、肩、背中、腰までガチガチで苦しい。これでは退院後に楽しみにしていたパソコンのゲームも肩こりか収まるまでお預けだな。

 今回の入院は血糖値とヘモグロビンA1cの値が悪化していたので入院しての治療だったのですが、入院して病院の食事を食べるだけでも血糖値が下がる場合もあるのですが、私の場合は病院食を食べても血糖値は入院前の高い状態のまま。担当医の先生がインスリを注射する量を増やし、これまで飲んでいなかった薬を処方してくださったおかげで血糖値が下がりました。後は薬やインスリンの量を調節して退院となりました。

 15日間の入院でしたが、とても起きていられないという状況なら別なのですが、血糖値が悪い以外はどこも痛くもないので、とにかく時間をつぶすのが大変でした。本ばかり読んでいましたがいくら好きな読書でも、毎日朝から晩まで本ばかり読んでいるとさすかに飽きてきてしまいます。このような入院は二週間が限界ですね。これ以上入院していなければならなくなったらストレスがたまってしまいます。

 ところで、入院すると治療費の他に食事代などがかかるのですが、食事代などは健康保険がきかないはずなので私のような立場の人間でも負担すべきものだと思っていたら、入院費用の支払いがあるかと思ったら費用がかかりませんでした。全部役所が負担してくれたのかなあ。それとも後から保護費が減額されるのかな。

 ということで、無事に退院できたのですが、まだ年賀状も買っていないので、今日は年賀状の購入や買い物、それから髪の毛も切りに行こう。