天候不順で外出も儘ならないので、古い写真を整理している~
一眼レフカメラを買って、写真撮影を始めた当初のフィールドは奥日光の森だった~
東京で写真展のあった星野道夫に傾倒していた時期だったので、
関東周辺で雄大な大自然と野生動物に出会える場所(撮影フィールド)として選択したのが、
イギリス人の保養地として発展した歴史(ナショナショナル・トラスト運動の本場)を持つ国立公園~奥日光の
200m級の山に囲まれた大小の湖水や湿原の点在する雄大な自然風景だった~
浅草発の電車とバスを利用した日光奥日光フリーパスという周遊券の存在も、ありがたかった~
東武鉄道は、同様に浅草発の尾瀬フリーパスと云う周遊券も出していた~♪♪♪
奥日光の森は、国立公園として保護されているので、絶滅したニホンオオカミ以外~あらゆる本州に生息する野生動物がいた~
自然写真初心者の私が、先ず撮影対象としたのが、大型哺乳類として雄大な自然の中で絵になる(星野道夫の写真のように)
野生鹿の美しい姿だった~♪♪♪
但し、奈良公園の人慣れした鹿と違い、野生の鹿は、人が近づくと、すぐに逃げてしまう~
なかなか思うような動物写真は撮れなかった~
奥白根のカモシカ親子や湯本スキー場のホンドキツネ~
千寿ケ原の原生林のツキノワグマ~偶然の野生動物との出会いは、何度かあった~
特に中禅寺湖畔に広がる原生林、千手ケ原の森は、野生動物との遭遇確率が高かった~
掲載した秋の繫殖期の牡鹿も、千手ケ原の森で出会った~
数頭の群れを先導するボス鹿だった~
私の存在に気付くと、群れを先に逃がし、樹間から威嚇するように私を睨んでいた~
立派な角を生やした、他の鹿より一回り大きな、まるで牛かカモシカのような体躯~
その存在感に威圧され、私は完全に気圧されていた~
今思い返しても~会心の一枚でした~
4番目のブルートーンの鹿の写真は、
奥日光を代表する風景写真のイコンのような存在~小田代ヶ原の貴婦人と名づけられた一本の白樺の樹~
陽の翳った黄昏時の時刻~その前に佇む、まだ若い鹿の姿~口笛を吹くと、こちらを向きました~白いお尻が可愛い~♪♪♪
その下の写真は、中禅寺湖畔から秋の錦繡の山~日影の山は男体山~
最後の一枚は~
男体山から朝日が昇り、小田代ヶ原の湿原が湧き立つ朝靄と黄金色の光芒に包まれた~会心の一枚~♪♪♪
左下のシルエットの樹が奥日光のイコン、貴婦人です~
また少しづつ古い写真と風景に纏わる思い出話を、写真整理しながら掲載して行きたいと思っています~
今朝は涼しいを通り越して肌寒いくらい~
10/10は例年、石鎚山の紅葉がピークを迎える頃ですね~
今年は、どうも夏から続く天候不順の影響なのか?
山仲間の最新情報を見ると、色づきの生彩を欠いているようです~
鬼城さん、ボルト抜きましたか~
良かった~
骨の接合部が固まって安定したという証拠ですからね~おめでとうございます~
今回の奥日光の写真~
懐かしい撮影行の日々~思い返してもワクワクします~♪♪♪
鮮やかに遠い記憶を蘇らせる写真の力は凄い~
古いフィルムカメラのネガをスキャナーで再生させる作業も楽しいです~
スナップ写真でなく一眼レフカメラで本格的な写真撮影を始めたのは、遅かったです~
社会人になって、東京で暮らし始めた当初は、
まだ若かったので、
刺激的な街遊びに夢中でした(笑)
バブル最盛期の景気のいい時代でしたからね~
前回のブログ記事で書いたように、
東京で知り合った仲のいい友達たちと、
週末ごとに楽しんだオートバイツーリングで信州方面の峠越えを繰り返す内に、山の魅力や自然風景の美しさやその空気感に、刺激的な街遊びとは違う
言い知れぬ充実感を覚えました~
そして当時、ナショナルジオグラフィックで活躍する写真家、星野道夫の大規模な写真展がありました~
もう完全に魂を奪われるくらい感動しました~♪♪
今から30年以上前の30歳半ば過ぎの頃だったと思います。
仕事も生活も安定してきた頃だったので、
奥日光の自然写真撮影と並行して、
八ヶ岳や北アルプス、南アルプスの300m峰の山々への山歩きも始まりました~
東京という街は、何処へ行くのも、アクセスが良く便利な場所でしたからね~
でも写真初心者でしたから、見た感動を、そのまま
表現できるテクニックがない~
フィルムカメラ時代に撮影した写真は、やっぱり技術的に拙いというか、下手ですね~
それを現在のデジタル技術で再生させるのも、
限界があるので、なかなか大変な作業です~
私の病気~脳の機能障害の視覚視野障害の機能回復のためのリハビリ療養だと思い頑張っています~
この古い写真の整理と再生作業~
東京からと昨年の二度の引っ越しで、
散逸したとおもっていた写真が、
思いがけずプリントした紙写真として
フォトアルバムの中から再発見できた~
という予想外の喜びもありました~
年を取るといことは、
身体機能の衰えという経年劣化だけでなく、
重ねてきた記憶の古層という迷宮に降りて行って、
宝探しのように思いがけず輝かしいときめきの風景や物語に巡り合い、それを再生させるという喜び
があることに気付きました~♪♪♪
結構楽しいです~
この頃から山へ・・・
現在と比べると開発で自然が減ってきていることと限界集落での自然に帰る二つの道があるような気がします。
私事ですが、約一年ぶりに腕の肘のボルトを抜きました。
結構長く6.5cmありました。
神経に当たり痛くなってきたので抜くことにしました。
骨の中を抜く時、激痛が続きました。
骨には麻酔が効かないとか・・・
紅葉、間に合うかなあ?