Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

光の野辺へ

2011-02-25 | 風景
 
 春めく光が溢れる。
 そんな陽気に誘われて野辺を歩く。

 雪割一華の開花には、まだ早かった。
 それでも水面に光が躍り、ネコヤナギが銀鼠色(ぎんねずいろ)の和毛(にこげ)を膨らませ、
 タンポポ、ホトケノザ、ナズナにオオイヌノフグリ、ノミノフスマ…
 ずいぶんな名称を付けられた路傍の花たちも、みな光り輝く。
 
 もうプラントハンターのように珍しい花ばかり追いかけるのは止めた。
 当たり前のように咲く、春の畦に一斉に花開く野辺の花たちだって、ほら、こんなに美しい。
 
 
 
 
 


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12 コメント

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こんなに美しい (風花雪夜)
2011-02-25 23:29:29


春めく光が溢れる。
 そんな陽気に誘われて野辺を歩く。

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初めまして (ランスケ)
2011-02-26 00:24:59
初めまして、風花雪夜さん。

ブログを始められたばかりのようですね。
全体に文字が少ないので、
傾向がよく判りませんが、
これからの展開に期待しています。

どんな拙い言葉でも結構です。
ご自分の言葉でメッセージください。
私は言葉の力を信じています。
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春を探す (鬼城)
2011-02-26 12:38:18
ランスケさんの文章や写真を見せていただくと心が和みます。季節季節をレンズを通して見せていただくとその奥に、自然を愛する気持ちが垣間見えます。

今日は仕事で出勤です。さて休みには春をと思ったら雨模様・・・
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自然写真の遠い道のり (ランスケ)
2011-02-26 20:22:18
鬼城さん、ブログの弁天神社の記事、
池上彰のニュース解説のように納得(笑)
七福神も完全な神仏習合の世界だったのですね。

私は山へ入るようになってから、
原初的な森羅万象に宿る神々を意識するようになりました。
山岳信仰は、古代神道や伝来の仏教(密教)に道教(神仙思想)
の入り交じった神仏習合世界。
その自然観、世界観は、あまりに遠大で、まだその鳥羽口に
やっと辿り着き写真表現を試みている途上です。

先ずは生命の源である、「源流域の水と森」というテーマを
なんとか形にしてみたいですね。
返信する
水と森 (鬼城)
2011-02-26 20:46:43
生命の源である、「源流域の水と森」良いですね。
これらを探し求めてさまよう生活をしてみたいですね。
山行歴は自慢できるほどではありませんが、その中でも「沢詰め」が一番好きでした。
紅葉の中のシャワークライムなどは最高でした。
その水源も最近では汚染され悲しい姿です。
ランスケさんが言われることはよく分かります。
素晴らしい山写真をお願いします。
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そうですね (misa)
2011-02-26 23:02:06
かつて単体マクロで小さな草花をおっかけた頃を思い出しました
綺麗に撮ってあげるからねと声を掛けながらレリーズボタンをワクワクしながら押したものです
現像が出来あがりプリントを手にするまでの不安感もまたそれは次へのステップ

今回の画像・・・参りました!
今度は私からお見事ですとお返しです
隅々まで行きとどいた細やかな神経はさすが
ピンと張り詰めた空間に強い生命力を感じます

昨日今日とバイカオオレン群落(見事でした)に走りましたが、今回は辞めときます
なぜって、この爽やかな空気を汚したくない気分だから・・・・

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今年は、よりテーマを絞って (ランスケ)
2011-02-26 23:52:01
鬼城さん、旧愛大小屋をベースとした
石鎚南沢、中沢、北沢、西沢登攀の愛大山岳部の歴史、
白石さんを始めOBの方々から伺っています。

私も面河側からの豊かな森と、ほとばしる源頭部の
清冽な沢に魅せられ、通い続けています。
御来光の滝周辺の源流域の水と森の風景を撮り始めて6年を越えますが、
通うほどに、まだ何も撮れていないという飢餓状態が募るばかりです。
今年はテーマを、より絞って臨んでみます。
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もっと花の撮影を楽しんで (ランスケ)
2011-02-27 00:26:25
misaさん、高知ではセリバオウレン、バイカオウレンが
花盛りの様子ですね。
高知の流れ星さんのブログで拝見しています。

どちらかと云うと、暗い林床に群落する花は、
なかなか撮り難そうです。

その点、降りそそぐ陽光の下の撮影は、光の状態も
読みやすくて色んなバリエーションを楽しめます。
misaさん、スプリング・エフェメラルにこだわる
必要はありませんよ。
私たちは花の図鑑を作りたいわけではありません。
自然のなかに息づくワイルドフラワーを撮りたいのです。
もっと撮影を楽しんで。
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歩く喜び (ゆゆ)
2011-02-27 13:16:56
初めまして・・
今日、買い物に行く途中、沈丁花の香り、木蓮のつぼみ、マーガレット、白梅、紅梅、アザレア、・・・たくさんの花々と出逢い、春を生き抜く力を感じました。
フォト、ダイアリーを拝見させて頂きました。
フォトにも、語りがあり、こころに染み入る感性にありがたさを感じます。
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光の春 (ランスケ)
2011-02-27 19:41:55
ゆゆさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

「光の春」を感じさせる温かい日が続きましたね。
これからは、日毎に花も綻び、春の訪れを目の当たりする
楽しみな季節の到来です。
そしてタイトルに記されたように、散歩には、もってこい。

私のブログは、まだ深い雪に閉ざされた石鎚山の山岳風景が
メインとなりますが、その合間、合間に
季節の花風景も添えてゆきます。
また御覧頂けると嬉しいです。
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