鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

京都の桜 その1

2008-04-05 10:56:53 | 写真短歌・写真俳句

都をどり 見もせで語る祇園かな

先日京都へ行きました。平日というのにすごい人波。

祇園界隈は人が溢れていました。

そういえば、今は都をどりの期間中。

桜・史跡・仏閣だけでは、祇園を語れないのかな、

そう思ながら、人波の中を歩きました。

因みに写真は、都をどりの会場、

祇園甲部歌舞練場の前です。

 

 

 

 

高瀬川 命つなぎて桜かな

京都の高瀬川といえば、森鴎外の名作「高瀬舟」。

主人公の喜作を通して、安楽死の問題、命の尊さを描いています。

その高瀬川沿いの桜、物語を知るや知らずや、

季節を迎え、つがれて来た命の花を咲かせています。

 

 

 

 

 

悠久の加茂の流れや 盛る花

京都の歴史は、共に歩んできた鴨川(加茂川・賀茂川)と

切り離すことはできません。

川岸の堤には、かつての栄華を偲ぶように、

今年も桜が咲き誇っています。