都をどり 見もせで語る祇園かな
先日京都へ行きました。平日というのにすごい人波。
祇園界隈は人が溢れていました。
そういえば、今は都をどりの期間中。
桜・史跡・仏閣だけでは、祇園を語れないのかな、
そう思ながら、人波の中を歩きました。
因みに写真は、都をどりの会場、
祇園甲部歌舞練場の前です。
高瀬川 命つなぎて桜かな
京都の高瀬川といえば、森鴎外の名作「高瀬舟」。
主人公の喜作を通して、安楽死の問題、命の尊さを描いています。
その高瀬川沿いの桜、物語を知るや知らずや、
季節を迎え、つがれて来た命の花を咲かせています。
悠久の加茂の流れや 盛る花
京都の歴史は、共に歩んできた鴨川(加茂川・賀茂川)と
切り離すことはできません。
川岸の堤には、かつての栄華を偲ぶように、
今年も桜が咲き誇っています。