《お知らせ》
今日13日より数日留守にします。
皆様への訪問、コメントできませんことをご容赦ください。
鎮魂の日の巡り来てクロツカス
(ちんこんのひのめぐりきてくろっかす)
3月11日の、東日本大震災忌に詠んだ句です。
写真は、京都植物園での撮影です。
被災地の子らの歌声花は咲く
(ひさいちのこらのうたごえはなはさく)
この句の季語は「花」です。
「花」は「桜」をさすのですが、
京都植物園の福寿草で代用しました。
「花は咲く」は、NHKで聞くあの歌です。
♪ 花は花は花は咲く ♪です。
震災忌今日も息子を探す父
ツイッターで多くの支持をいただいた句です。
3月1日~10日のツイッターのつぶやき句をまとめました。
(一部省略、一部推敲)
純愛を語りし日々や花ミモザ ミモザ咲く昔歌ひし別れ歌
くるり向く笑つた顔や花ミモザ 想ひ出す笑顔のあなた花ミモザ
春動く手水の鉢の鏡面に 去るものも迎へるものも春動く
里山の風のやはらに春動く 春動く等圧線の広まりて
古雛や愛でる夫婦の共白髪 店街に歌の流れて雛祭り
美人雛横目で見たき男雛かな 想い出は無きと言ふ妻雛祭り
赤提灯くぐるに早き春の夕 見つからぬかくれんぼうや春の夕
春の夕北原ミレイの歌一つ 故郷の山路や紫華鬘咲く
前垂れの赤き稲荷の梅見かな 観梅や柏手響く古社
観梅や天神様へ参る路 観梅や天神様へ参る路
啓蟄や鶏鳴遠く聞こへきて 啓蟄や寝ぼけ眼の猫の声
啓蟄やだんだんだあれが見つかった 啓蟄や小さなあんよが見えている
白鳥帰る海のまだまだ荒るるとも 白鳥の帰るや我も故郷へ
白鳥帰るデクレシェンドの声引きて 白鳥帰る夢見る明日があればこそ
売れ残る雛人形や雛納 雛納婚活合コン効あらず
雛納つひに子宝得ぬままに 雛納村に嫁御が来るさうな
雛仕舞ひシャッター街のまた寂し ものの芽やニキビ気にする女の子
ものの芽や老いて目覚むる恋心 ものの芽やときめきし日々遠くなり
隣家より嬰児の声やもの芽時 ヤンママの話の尽きずつちふれり
凍ゆるむ美容水出る筧かな 装ひてカラオケ喫茶凍ゆるむ