鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

秋端居

2014-08-21 19:16:40 | 写真俳句

信ずれば叶ふ占ひ黄秋桜

(しんずればかなううらないきこすもす)

しりとり五七五参加句。

「美登利ゐて信如が居らぬ月の雨 (マリコさん)」に繋ぎました。

 

愛飲の地酒二合や秋端居

(あいいんのじざけにごうやあきはしい)

しりとり五七五参加句。

「揺り椅子に秋立つ夜の愛読書  (ひっちさん」に繋ぎました。

      8月11日~20日のつぶやき句を自選30句にまとめました。

    初風や八十路の歌ふ恋の歌        初風や口笛軽き青春歌

    すきとほる風に戯れねこじゃらし     すうるりとオクラの箸を逃げにけり

    秋の夜や自分探しに繰るページ      深山なる無縁の墓や盆の道

    老僧の読経怪しき盆の路         盆の路無住の寺の荒れにけり

    蓑虫や田圃の祖母の小さき背       蓑虫となりて働く祖母なりき

    蓑虫や耐震ゼロの粗家なれど       叶ふならこの目直せよ流れ星

    終戦日抗議漕ぎ出す辺野古かな      赤紙のビラ受け取りて終戦日

    人の世の不協和音や轡虫         だみ声で歌ふ演歌やくつわ虫

    くつわ虫アウフタクトのジャズピアノ   がちゃがちゃや岡目八目へぼの囲碁

    忘れたるふりの世渡り秋茗荷       老いてなほ頑固になれり秋茗荷

    日々絶えぬ探し物かな秋茗荷       雨降りて月の渡れず嵐山

    草虱縋りて生くも潔し           草虱ついて来よとは言はぬのに

    不可思議な女心や草虱          秋灯や親魏倭王の倭人伝

    ここだけに吹く風ありて秋かげり     秋曇暮色遠近さだめなく

    句碑ひとつ黒々とあり秋陰り       病む国を弄ぶごと秋出水