ゆるゆる馬主日記

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2015年度 募集馬検討 その2

2015年08月21日 | 全般
今年の募集にキンカメ産駒はなく、

その変わりといってはなんですがハーツクライ、ステイゴールドで、

合わせて8頭も募集されています

このあたりいろいろ考えた仕入れなんでしょうね

そして8頭の内、栗東所属は3頭

機会がどんどんなくなる今年こそはステイ産に出資しようと思っていたら、

5頭中栗東所属が牝馬1頭とは

ただこの中にひょっとすると今年の目玉となるかもしれない仔がいます


デライトポイント14 牡


 父ハーツクライ 母父トウカイテイオー
 生産:新冠橋本牧場
 誕生:2014年4月5日
 育成:吉澤ステーブル
 厩舎:須貝尚介
 募集価格:4,200万(一口105,000円)
 馬体重:445 体高:157 胸囲:179 管囲:20.6

それがこの仔

すでに445キロで馬体のバランスも良く問題なし

お母さんはサンデーレーシングにて1600万で募集され、

3戦0勝で見どころなく終わったんですが、

なんといってもジャスタウェイの馬主である大和屋暁さんの持ち馬として、

デビュー当時から注目が高かったオツウの全弟です。

オツウ(牝5)はセレクト当歳にて1000万にて落札され、

5歳6月にして5勝目を挙げOPクラス入りし、現時点で賞金は1億弱稼いでます。

なので配合面では裏付けオッケーな仔

母父トウカイテイオーというのもオールドファンには響くものがあるかも

それにお母さんの全兄は2002年マイルCS覇者トウカイポイントですから

トウカイポイントと同じ栗毛で見た目がピカピカ映えそうな仔ですよね

この仔は今年のパンフの「馬体の特徴と適性」を書いている鬼塚義臣氏の名義で、

昨年のセレクト当歳にて3100万で落札された仔で、

なぜか東サラ名義で落札したボールルーム14は募集リストになく、

セレクトセール落札馬からはこの仔が募集対象となりました

この仔は11歳時の6番仔になりますが、産駒はそれなりに走っているイメージで、

ゴールドアリュール産の半兄ラインハーディーも、

先日三面川特別でレッドオリヴィアに負けはしましたが、

3勝を挙げていて、1000万クラスでも上位争いしている孝行馬がいるし、

半兄カレンレッドロックも勝ち上がりはしているので、

中央デビュー馬はすべて勝ち上がっています。
(長兄ブルーウォーターは地方デビュー馬、2歳クリノブラビッシモは未デビュー)

ハーツ産の扱いはジャスタウェイ、オツウを管理している須貝厩舎なので、

扱いはお手の物でしょう

ただ少し気性が気になる血統ではあるんですよね

顔つきは大人しそうでよさげなボーイ

あとはノーザンファームだったのが今は新冠橋本牧場。

まぁ育成が吉澤ステーブルであれば特に問題ないと思いますし、

8月18日早々に吉澤ステーブルに移動しているようにこのまま順調に行けば

価格は正直なところ高い感覚はするけど、

セレクトの値段3348万円(税込)から上乗せ852万円ですから、

仕方がないというか頑張ってくれているいい値付けです

正直様子見は不可というか下手すると1番人気になるかもしれないので、

行くなら最優先候補でしょうか


ストライキングヴェイル14 牝


 父ハーツクライ 母父スマートストライク
 生産:富田牧場
 誕生:2014年3月14日
 育成:富田ステーブル
 厩舎:高橋義忠
 募集価格:2,000万(一口50,000円)
 馬体重:450 体高:156.5 胸囲:178 管囲:20

こちらのハーツ産も実は凄く気になっているんですよねぇ

お母さん6歳時の2番仔。

前肢が内向肢勢とありますが、まぁその辺りは値段なりに気にしてもね。

それよりパンフの配合診断にあるようにダンチヒ、ミスプロを併せ持つ母系にハーツで、

ワンアンドオンリーやヌーボレコルトのように仕上がりが早くなりそうな配合だし、

6歳時の2番仔でまだ産駒実績は未知ではありますが、

来年の仔も含め3年連続でハーツをつけてる点もいい。

すでに450キロあって大きくなりそうだし、

まだ腰高で、馬体も変わってきそう

お母さんは2011年タタソールズのセールにおいて、

7万ギニー(約900万)で落札された富田牧場の繁殖。

自身は英で走って2戦0勝と振るわなかったようですが、

半弟フルマストがジャン・リュック・ラガルデール賞という仏マイルG1を勝ってるし、

ブラックタイプを見れば母系の良さは凄いの一言で、注目の繁殖です

富田牧場といえば同世代にシャダイカグラがいたナイスナイスナイスの生産牧場。

いやぁ懐かしい名ですよね

近年ではシリウスS('13)を勝ったケイアイレオーネの名が挙がり、

繁殖牝馬20数頭規模の牧場です。

2013年からBTC(公益財団法人軽種馬育成調教センター)のそばに厩舎を構えて、

富田ステーブルとして育成も手掛けているそうです。

近年縮小傾向というか社台系(特にノーザン)一極の日本馬産地界で、

事業を広げるなかなかチャレンジングな牧場で、実際ここ数年結果が伸びている牧場でもあり、

応援したくなります

そして東サラでは初めての預託となる新鋭の高橋義忠厩舎。

メイショウサムソンを管理していた高橋成忠調教師の息子さんで2011年から引き継ぎ、

ホームページも作っていて情報発信が盛んなとこで、

ちょっと注目している人ではあったんですよね

開業からリーディングも伸ばしていて去年は31勝で16位と上昇中

わたし的に繁殖、生産、厩舎と3つの点から気になる仔です。

あとはこの仔自身のハーツの成長力にすごく期待したい1頭で、

出資の意欲がかなり高くなっています


プラウドビューティー14 牝


 父ステイゴールド 母父デインヒル
 生産:信岡牧場
 誕生:2014年2月17日
 育成:坂東牧場
 厩舎:松永幹夫
 募集価格:2,000万(一口50,000円)
 馬体重:404 体高:148 胸囲:168 管囲:18.5

ご存知、東サラ3頭目のG1馬となったレッドキングダムの半弟。

プラウドビューティーのディープ産が中央で勝ち上がれず地方からの再転入で、

結局平地では勝てず、まさかジャンプの覇者になるとは想像もしてませんでしたが
当初むちゃくちゃ期待高かったですからねぇプラウドビューティーって

始めて募集された2番仔にあたるGiant's Causeway産の、

レッドガルーダ(中央未勝利地方行き)が6800万してましたから

当時から母系にピルサドスキー、ファインモーションの名があり、

血統的に気にはなってましたが、とても手が出る値段ではありませんでした

ディープ2年目の仔レッドキングダムが3800万で、ガルーダよりは断然お買い得でしたが、

まだ未知のディープの仔でこの時は躊躇してしまいました

ファンタスト育成が急に社台ファーム育成に変更するという迷走?もしていましたよね

そしてタキオン産のレッドサーガで2400万とどんどん値崩れしていった繁殖。

10年産のサーガ以来4年ぶりに東サラでの募集で、14歳時の7番仔になります。

この仔は2月生まれでこの測尺だとちょっと小さいのかもしれませんね

生産は社台ファームから信岡牧場に変わっていて、育成も坂東牧場。

G1馬の妹ながら2000万と手ごろな価格になってくれました。

母父デインヒルにステゴはフェノーメノやココロノアイなどが出ているし、

ステゴで唯一栗東所属ですが、牝馬という点でどうもわたし的にはピンと来ないんですよね。

動画の歩きもセカセカと歩く雄大さがないのもどうもね

あとなんかダート馬っぽく感じるんで、牡馬だったらなぁ


この中ではやはりハーツ産の2頭に興味深々

2頭にいっちゃう?


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