皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
修行が始まり、色々な作業も少しずつ慣れていきました。
スプレーガンの使用にも少しずつ慣れ、毎日エタンと言う有機溶剤を使用して
部分洗い(衿、袖口、裾)の作業を朝から晩まで続けました。
ある日、作業にしすぎで溶剤を使いすぎで酔った事もありました。
当時の作業場はあまり換気が良くなかった様に思います。
エタンは、現在環境問題(オゾンホールの破壊等)から使用が、1995年に製造と禁止になっています。
スプレーガンが少し上手に使えるようになったと思ったら
裾汚れの落ちが悪く裾洗いを師匠にもう一度裾洗いをしてもらうと、タオルにまだ汚れがまだつきました。
同じように作業をやっていても、私が作業しても70~80%しか落ちてなく師匠が作業をすると
90%以上落ちる。理由が分からずに作業が上手くいかず随分悩みました。悩んで悩んで悩み抜きました。
あともう一つしみ抜きをして、溶剤の濡れた所と濡れない所をスプレーガンで霧を吹きぼかしますが
輪じみ(輪どり)がつき、輪じみを直すのに、一苦労でした。
特に先織りの八掛(裾回し)は良く輪じみになります。
原因は
- 作業の遅さによる溶剤のぼかし前の乾燥
- 汚れや使用している助材(ソープ)分のゆすぎ不足
- 新反の時に使用する加工剤との相性の悪さ
- 丸洗い(ドライクリーニング)の溶剤管理の悪さによる生地全体の逆汚染
等が考えられます。
一つ一つの原因追求と解決法の習得、反省 研究 模索 の毎日でした。
師匠の作業を見て覚え先輩の作業を盗み見していました。
「人の物を盗む事はいけない事だが、技術は盗んでもいいんだよ」 師匠に教えてもらいました。
当時は今ほど撥水加工(ガード加工)が普及しておらず、ドロハネのしみ抜きもたくさんありました。
ドロハネに助材(ソープ)を付け指先で揉みスプレーガンでドロハネを狙い落とします。
助材も現在ほど性能が良くなくて、とても落ちづらく苦労したましたが、
スプレーガンの使い方の習得にとても役に立ちました。
そういえば、師匠も講習で行っていた事が、部分洗いと泥はねしみ抜きでした。
着物のしみ抜きやお手入れでお困りな方や
洋服のしみやメンテナンスでお困りな方は
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗を是非ご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
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